インディカー・シリーズに参戦するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは9月16日、佐藤琢磨と2019年に向けて契約を更新したと発表した。琢磨は来季も同チームからインディカーを戦うことになる。
1977年生まれの琢磨はF1で7年間戦った後、2010年からインディカーに参戦。KVレーシングから2012年にレイホール・レターマン・ラニガンに加入し、13年からはAJフォイトに移籍。17年はアンドレッティ・オートスポートに移りインディ500の日本人初優勝を成し遂げた後、18年はひさびさにレイホール・レターマン・ラニガンに復帰。今季はポートランドでキャリア3勝目を飾った。
チームの共同オーナーを務めるボビー・レイホール、デイビッド・レターマン、そしてマイク・ラニガンは「琢磨と契約を延長することができたことを非常に嬉しく思うよ」とコメントを残した。
「彼は我々のチームでドライブしているかどうかにも関わらず、我々のまわりでとても親しまれているドライバーだ。そんな彼と来シーズンも戦うことができるのは、とても特別なものになる。我々は琢磨といい結果を残してきたし、シーズンが進むにつれて彼とクルーは素晴らしい仕事をしてきた」
「だから我々は、チームの継続性とスピリットをキープして、より多くの勝利と強力な結果を残せるだろうと考えている」
また、来季もインディカーで戦うことになった琢磨は「2019年もレイホール・レターマン・ラニガンに戻ることができ、本当に嬉しく思っています」とコメントした。
「ボビー、デイビッド、マイクは僕に素晴らしいチームと環境を作り上げてくれました。グラハム(レイホール)と僕は一貫してレースで勝つために必要な体制をもっていると確信しています。これ以上幸せなことはありません」
今回の契約更新により、琢磨はレイホール・レターマン・ラニガンで12年、18年に次ぐ3年目のシーズンを送ることになる。また、インディカーでは10年目のシーズンを戦うことになった。