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波瑠と吉沢亮、それぞれが抱える葛藤 『サバイバル・ウェディング』2人に決断の時が訪れる

2018年09月16日 06:22  リアルサウンド

リアルサウンド

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 ついに結婚の夢が目の前に訪れた黒木さやか(波瑠)と柏木祐一(吉沢亮)。9月15日に放送された『サバイバル・ウェディング』の第9話では、念願かなったさやかと祐一それぞれに決断の時が訪れた。


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 柏木は新たにインドで会社を興そうとしていた。「さやかってさ、行動力があって解決力もあって意思も強い。ほんと理想的な女性だよ」と結婚の決め手を笑顔で話す柏木。しかしさやかの顔は険しい。自分はそんなに強い女じゃないと。


 これまでさやかはriz編集部でつらいことがありながらも充実した毎日を送ってきた。悩んでいるさやかにコラムの書籍化、そして宇佐美博人(伊勢谷友介)がrizに入る前からさやかをかってくれていたことを知る。


 日が経つにつれrizを離れることへの寂しさが募っていくさやか。最初はどこか胡散臭い上司としか思っていなかった宇佐美に対する印象も、結婚への道のりをともに歩んできたことで信頼できる上司へと変わっていき、今では憎まれ口を叩き合う仲にまでなった。


 そんな中、柏木の父である惣一(生瀬勝久)との重要な商談に成功した宇佐美が酔いつぶれてしまう。連絡を受け取ったさやかは宇佐美を迎えにいくことに。タワーマンションに住んでいると思っていた宇佐美だが、実際の家はボロアパートの一室。その部屋は仕事の資料と細かくメモが書かれた原稿で埋め尽くされていた。宇佐美の仕事に対する情熱を改めて感じたさやかは「私、もっと編集長と仕事していたいです」と寝息を立てる宇佐美に本音を漏らした。


 一方、柏木もまたさやかを半ば強引にインドへ連れていくことを気にかけていた。しかし、会社に退職願を出し、父の反対を押し切っての起業は決心の上でのこと。何より自分の夢のため、柏木はさやかを想いながらも前に進むしかなかった。


 「さやかのお母さんが望めば将来は向こうで住めるようにもしたい。そのために俺、頑張るから」と改めて覚悟を伝える柏木。2人の思いは急に決めた結婚によって、少しずつ別々の方向へといってしまう。


 さやかは大きな決断をしてプロポーズをした柏木の誠意に正面から答えられないことがずっと心のどこかに引っかかっていた。好印象を持ってくれている柏木の理想を壊したくないと取り繕ってしまう。宇佐美の生活を知ったさやかは、rizで感じた仕事へのやりがい、宇佐美への尊敬、インドへ行くことへの不安を全て打ち明けようと柏木のもとへ向かった。


 次週、最終回を迎える本作。「ワンルームの儀式」、「クローゼット革命!!」、「祝!?ついに三十路突入!!」、「強くて素敵は褒め言葉?」、「幸せにする力」と5本のコラムを書いてきたさやか。最終回となる第6回コラムのタイトルは「決断」。さやかはこのタイトルにどんな意味を込めたのだろうか。(馬場翔大)