トップへ

RAYBRIG山本&バトンのコンビが初のポールポジション獲得。ホンダNSXが上位席巻【スーパーGT第6戦SUGO予選】

2018年09月15日 16:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

RAYBRIG NSX-GTが山本尚貴&バトンのコンビで初めてポールを獲得
スーパーGT第6戦の公式予選がスポーツランドSUGOで行なわれ、GT500クラスのポールポジションをRAYBRIG NSX-GTの山本尚貴が獲得した。山本とジェンソン・バトンにとってはコンビとしての初ポール獲得である。

 GT500クラスの予選Q1は14時30分開始予定だったが、GT300クラスのQ1で赤旗中断~ガードレール補修が必要となるアクシデントがあったためスケジュールに遅れが生じ、14時52分にスタートした。

この日のSUGOは雨が降ったり止んだりの微妙な空模様ながら、予選開始以降は好天方向へと転じており、GT500のQ1開始時には路面もほぼ完全ドライといえるところまで回復している。気温は23度、路温25度(温度は14時の情報)。

 Q1が開始されると、まずDENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンがコースイン。開始1~2分というところから、他のマシンも続々とピットを離れていく。開始3分30秒、残り約6分半の時点で全車がコースインを完了。

 残り2分半、最初にアタック相当とみられるタイムを出したのはコバライネンで、1分11秒814。これをすぐにARTA NSX-GTの伊沢拓也が1分11秒360で更新、トップに立つ。

 残り1分半、コバライネンがSPふたつめのアウトコーナーでコースアウトしてスポンジバリアにクラッシュしてストップ、赤旗中断になってしまった。コバライネンは自力でマシンを降りて無事な様子。

この段階でのトップはカルソニック IMPUL GT-Rのヤン・マーデンボローで、タイムは1分11秒043。以下、伊沢、コバライネンまでが1分11秒台、4番手WAKO'S 4CR LC500のフェリックス・ローゼンクヴィストが1分12秒984、5番手以降は1分14~22秒台。

 赤旗の原因を作ってしまったことでコバライネンがタイミングモニターから外され、Q1は残り2分45秒で15時13分に再開された。KEIHIN NSX-GTの塚越広大が1分11秒021でトップへ。さらにRAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンが4番手に入ってくる。
■ホンダNSX-GTがスーパーGTSUGOの予選Q2で躍進

 1分11秒台のバトルとなるなか、94kg相当ハンデのポイントリーダー、KeePer TOM'S LC500の平川亮が1分11秒879で一時6番手に。他車のタイムアップで8番手まで下がるも、このままQ2進出圏内に残るかと思われた。しかし最後の土壇場で、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1分11秒862で8位に入り、平川を弾き出す。

 Q1トップ抜けは塚越。バトンが3番手に上がり、伊沢が4番手、そしてMOTUL MUGEN NSX-GTの中嶋大祐が6番手と、今回「+10kg」のNSX勢は1-3-4-6で5台中4台がQ1突破を果たした。GT-R勢ではマーデンボローとオリベイラが、LC500勢ではZENT CERUMO LC500の石浦宏明とWedsSport ADVAN LC500の山下健太が、それぞれQ1突破を決めている。

 Q2は15時44分にスタート。10分間のセッションの残り9分を切ったあたりから、8台のマシンが順次コースへと向かっていく。

 最初にアタックタイムをマークしたのはARTAの野尻智紀で、一気に1分10秒352へ。ここから10秒台のタイムバトルが展開され、カルソニックの佐々木大樹が1分10秒286、RAYBRIGの山本尚貴が1分10秒248と、続々とトップタイム更新を果たす。

 その後、トップ3の順位は動かず、山本、佐々木、野尻の順位のままQ2は決着した。4番手にはKEIHINの小暮卓史がつけ、5番手にはMOTUL NSXの武藤英紀で、ホンダは1-3-4-5と上位を固めた。6番手WedsSportの国本雄資、7番手ZENTの立川祐路とレクサス勢が続き、8番手にフォーラムエンジニアリングの高星明誠。

 山本尚貴はスーパーGTで2度目、山本&ジェンソン・バトンのタッグとしては、初のポールポジション獲得となっている。