2018年F1シンガポールGPの金曜、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはフリー走行1=3番手/2=9番手だった。ベッテルはFP2で、新品ハイパーソフトタイヤを履いて最初のフライングラップに入ったところで態勢を崩し、右リヤをバリアに軽く当てた。チームがチェックしたところ、ラジエターのパイプが破損し、漏れが見られたとのことで、ベッテルはその後、コースに復帰せず、FP2の周回数は12周にとどまった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル フリー走行1=3番手/2=9番手
ウォールに接触した後、予防策を講じ、走行を再開しないことにした。走行時間を失ったことは理想的ではないが、マシンにはいい感触を持っている。幸いここでは何度も走っていて、トラックについてよく知っているので、挽回することができるよ。
明日は今日よりもマシンの感触が少しよくなるよう、正しいバランスを見つけ出すことを目指す。それができれば何も問題ないだろう。
でも、キミ(・ライコネン)のデータもとても重要になるから、彼がセッションをスムーズに過ごせたのはいいことだ。僕は今日少し走行時間をロスしてしまったが、そういうことは時には起こり得る。夜になってからマシンであるものを試したのだが、それはあまりうまくいかなかった。それでもマシン自体は優れているし、ポテンシャルがある。うまく改善することができるはずだよ。明日はもっと良くなる。
日曜日にはタイヤが重要なファクターになると思う。そのへんも注視していく。
(バリアへの接触について語り)少し攻めすぎた。単なる軽い接触以上のものだった。それで大事をとって、その後は走らないことにしたんだ。ウォールに接触したラップは、悪くはなかったけれど、マシンには満足していなかった。うまくいっていた時もあったが、夜になってあることを試したら、それがいい結果をもたらさなかった。だから元に戻すことになると思う。でもこういうことは通常の作業だ。
(走行時間を失ったことが土曜以降に響くかと聞かれ)それは全くない。明日、後れのほとんどを取り戻せるだろう。多少走行時間を失ったからって、大事件ではない。