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F1シンガポールGP FP2:初日はライコネンがトップ、トロロッソ・ホンダはタイムが伸びず17、18番手

2018年09月14日 23:31  AUTOSPORT web

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2018年F1第15戦シンガポールGP FP2:キミ・ライコネン
F1第15戦シンガポールGP金曜フリー走行2回目が現地時間の午後8時30分からスタートし、フェラーリのキミ・ライコネンがトップタイムをマークした。

 例年同様天候は安定し、雨の降る気配はない。FP2開始時点の気温は30℃と日中とほとんど変わらないが、日没後の路面温度は35℃まで下がっている。多くのドライバーはまずはウルトラソフトタイヤで出て行き、続いて最も柔らかいハイパーソフトタイヤでロングランの限界を探る作業に移行した。

 開始後30分、ハイパーソフトを履いたメルセデスのバルテリ・ボッタスが、最終コーナーであわやコースオフ寸前まで行きながら、暫定トップのライコネンを1秒以上しのぐ1分39秒368のトップタイムを叩き出した。これで初日のうちにコースレコードがあっさり更新されてしまったわけだが、直後にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、ライコネンが、1分38秒台に突入した。

 セッション中盤の時点で、トップは依然としてライコネン。ハミルトンが0.011秒の僅差で迫り、続いてボッタス、そしてレッドブル勢のマックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルドが続く。9番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はメインストレートで尋常ならざる火花を出しており、スキッドプレートを削る作業でしばらくガレージにこもることに。さらにコース復帰した直後、ターン22のバリアに右リヤを接触させ、早々に戻って来てしまう。

 この時点で中団勢トップは、ルノーのカルロス・サインツJr.が6番手。ロマン・グロージャン(ハース)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が僅差で付けている。トロロッソ・ホンダの2台もハイパーソフトで周回したが、ブレンドン・ハートレー15番手、ピエール・ガスリー17番手と、期待した速さが出せていない。

 90分のセッションを終え、ほぼ順位の変動はなし。ライコネンが初日FP2をトップで終えた。一方ベッテルのダメージはそれほど深刻なものには見えなかったが、結局そのままコース復帰できず。ロングランもこなせぬまま、わずか12周の9番手にとどまった。

 トロロッソ・ホンダは周回数だけは2台合わせて74周と、10チーム中最多。しかし17、18番手に沈んだ。日を追うごとに路面の改善シロが大きいコースだけに、初日のコンディションに合わせ過ぎるのは危険だが、それにしても遅過ぎるのが気になるところだ。