マイケル・ムーア監督の最新映画『華氏119』のティザーポスターと予告編が公開された。
11月2日公開の同作は、ドナルド・トランプ大統領を題材にしたドキュメンタリー。タイトルの「119」は、ドナルド・トランプがアメリカ合衆国大統領選の勝利宣言をした2016年11月9日を意味しており、ジョージ・W・ブッシュ政権を批判したマイケル・ムーア監督の『華氏911』に呼応しているという。原題は『Fahrenheit 11/9』。
予告編には、マイケル・ムーア監督が自身の故郷であるミシガン州の州会議堂に乗り込む場面や、トランプ大統領が「私も有色人種を憎むが殺しはしない」「アメリカンドリームは終わった」「抵抗は無意味だ」と述べるシーン、ネオナチとクー・クラックス・クランが儀式を行なう様子、1960年代の政治活動家のマリオ・サビオのスピーチ、「マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件」の被害者エマ・ゴンザレス、6月のニューヨーク州の民主党予備選で当選したヒスパニック系のアレクサンドリア・オカシオ・コルテス、「アメリカこそが最も偉大な国だ」と語る全米ライフル協会のTシャツを着た親トランプ派の男性、トランプの朋友で参謀のロジャー・ストーンの姿などが映し出されている。
ティザーポスターでは「マイケル・ムーア砲、トランプ直撃。」というキャッチコピーや、ワシントンポスト紙を手にしたマイケル・ムーア監督の「この映画が公開されれば、トランプ王国は必ず崩壊するだろう」というコメントなどが確認できる。