車載カメラに冷却バッグを装着するのを禁じられたフェラーリが、F1シンガポールGPで新たなデバイスを導入してきた。
フェラーリは最近、マシンのエアボックスの上に搭載されたカメラを冷却するためとして、走行前のガレージやグリッドで、カメラにアイスバッグを装着していたが、ライバルチームは、フェラーリはステアリングのセッティングなどコクピット内の映像を遮る意図を持っているのではないかとの疑いを持ち、FIAに問い合わせを行った。その結果、FIAはフェラーリにアイスバッグの使用をやめるよう指示した。
その指示に従ったフェラーリだが、イタリアGP決勝前のグリッドでは傘を使用してコクピット内をカバーするような行為を行っていた。そしてシンガポールGPの木曜、SF71Hに新たなデバイスが装着されていることが分かった。
これはエアボックスを冷却すると同時に、カメラの映像を妨げるデザインになっているようにみえる。
FOMによる映像は、車載カメラによるものを含め、全チームが見ることが可能となっている。