Aセグメントのコンパクトな車体に、RR(リヤエンジン・リヤドライブ)のパワートレーンを成立させた独創的な1台『ルノー・トゥインゴ』に、ソリッドホワイトのボディカラーにブラックストライプデカールを組み合わせ、レーシーでありながらフレンチシックな洗練さも併せ持った限定車『ルノー・トゥインゴGTブラン』が登場。9月6日から発売開始となっている。
2017年10月のデビュー時には限定車として導入され、その後カタログモデルに昇格した3代目『ルノー・トゥインゴ』の“GT”グレードは、これまでルノースポールが手がけてきた『ルノー・5(サンク)・ターボ』や、『ルーテシア・ルノースポールV6』といった、ミッドシップの伝説的名車たちと共通のリヤ駆動レイアウトを活かし、正確なハンドリングや広々とした室内空間など、優れたダイナミクス性能とスモールシティカーとしての特徴を兼ね備えている。
そのルノースポールがチューニングを施した0.9リッター直列3気筒のターボは、より省スペースな搭載方法を採用するため49度傾けた状態でリヤトレッド内にマウント。
エアインテーク取り付け位置も、通常モデルのホイールアーチ上部から左リヤフェンダー部に移設したことで、ターボチャージャーに導入する吸気温度を12度低下させ、吸気流量も23%の向上を果たすなど、細かな性能向上策が施された。
この吸気効率改善によりターボチャージャーの回転数増加が可能となり、あわせて燃料ポンプを新たに開発し、増大した発熱量に対応するべくウォーターポンプも専用設計とするなど各部を最適化。エキゾーストシステムも排気流の見直しと排気圧の改善を受け、新たにクロームデュアルエキゾーストパイプを装着。エンジンマッピングも変更された結果、最高出力は109PS/5750rpm、最大トルクは170Nm/2000rpmへと大きく向上している。
そのハイアウトプットのパワートレーンに組み合わされるトランスミッションは、思いのままの走りを実現する5速マニュアルトランスミッションと、デュアルクラッチ機構で素早い変速が可能な6速EDCの2種類を用意。
エンジンの性能向上に合わせ、シャシーにもルノースポールの手により特別なチューニングが施され、ダンパーは減衰力設定が専用となりアンチロールバーも強化。さらに横滑り防止装置(ESC)は標準モデルに比べ介入を遅らせ、曲がりくねったコーナーで後輪のスライドを感じることができるようチューニングされている。
その“GT”グレードをベースに、ブラン クリスタルと呼ばれるソリッドホワイトのボディカラーを採用し、ブラックサイドストライプ、ブラックストライプ(ルーフ)、ブラックデカール(ボンネット)を組み合わせ、レーシーな雰囲気を持たせた限定車が今回の『ルノー・トゥインゴGTブラン』最大の特徴となり、このボディカラーとブラックストライプデカールの組み合わせは、日本専用にデザインされたものとなっている。
その他、専用装備として車線逸脱警報(レーンデパーチャーウォーニング)も装備し、限定台数は150台。5速MTが50台、6速EDCが100台の内訳となり、価格はそれぞれ229万円、239万円となっている。
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