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アロンソ、マクラーレンに信頼性改善を求める「好パフォーマンスが期待できるシンガポールをトラブルなく戦いたい」

2018年09月12日 18:11  AUTOSPORT web

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フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
2度の世界チャンピオンであるマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、2018年シーズン末でF1を離れるまでの残りわずか7戦で、信頼性の問題に悩まされることなく、存分にパフォーマンスを発揮したいと考えている。

 アロンソは、夏休み明けのベルギーGPではアクシデント、イタリアGPではマシントラブルのため、決勝リタイアという結果に終わった。

 シーズン序盤のモナコとカナダでもフィニッシュできず、フランスとドイツではいずれも完走扱いにはなっているがチェッカーは受けていない。

 だが、2018年シーズンで完走した他のグランプリでは、ときにグリッド後方のポジションからという厳しいスタートとなったレースもあったものの、いずれもポイントを獲得している。

 アロンソは、チームは直近2戦は「困難なレース」となり苦しんだが、そこには今後に向けて希望の光も見えたとして、以下のように語った。

「2戦続けてリタイアではなく、ポイント獲得という結果を望んでいた。ただ、プラス面もあった。モンツァの決勝レースではある程度良いペースで走ることができたんだ」

 アロンソは当然のことながら、この2戦に比べて今週末行われる第15戦シンガポールGPではチームのパフォーマンスが向上することを期待している。

「僕たちにとって重要なのは、信頼性改善に注力することだ。特にマリーナベイの市街地サーキットは、僕らチームとパッケージにとって有利なコースのはずだからね」

「パフォーマンスを最大化しなければならない。当然今度もポイント獲得が目標になる」

「シーズンが終盤に進むにつれて、チーム間の競争がかなり激化してきた。僕たち自身、ライバルたちと比べて開発ペースが落ちないよう懸命に取り組まなければいけない」

「シンガポールの夜間照明のもとで走ることを楽しみにしている。ファンにとっても毎年素晴らしいレースウイークエンドになっているしね」

■マクラーレンボス、シンガポールでの好結果を期待も、慎重な見方

 マクラーレンでスポーティングディレクターを務めるジル・ド・フェランは、シンガポールでアロンソはその力量を最大限に発揮できるかもしれないと示唆する。

「夜間照明のもと、高温多湿の環境下でレースをすることは、ドライバーたちにとってタフなチャレンジになる」とド・フェラン。「つまり、良い結果を出すために、ドライバーたちは厳しい戦いを強いられるということだ」

「過去に行われたシンガポールGPは、どれもかなり楽しめるレースウイークエンドだった。今年もそれが変わらないことを願っている」

「我々のパッケージはこの種のコースでパフォーマンスが上がると楽観しているが、何の保証もないことも理解している。なにしろ、予測が非常に難しいグランプリなのだから」