映画『ここは退屈迎えに来て』が『第37回バンクーバー国際映画祭』に出品されることが発表。あわせて新たな場面写真が公開された。
10月19日から公開される同作は、山内マリコによる連作小説集が原作。上京して10年後に地元に戻り、フリーライターとして冴えない日々を送る27歳の「私」役を橋本愛、元恋人「椎名くん」を忘れられないまま地元で暮らすフリーターの「あたし」役を門脇麦、高校時代に女子生徒の憧れの的だった「椎名くん」役を成田凌が演じるほか、渡辺大知(黒猫チェルシー)、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、村上淳らが共演者に名を連ねる。メガホンを取ったのは廣木隆一。
『第37回バンクーバー国際映画祭』は9月27日からカナダのバンクーバーで開催。『ここは退屈迎えに来て』はゲートウェイ部門に正式出品される。今回の出品について廣木監督は「何者でもない自分を共有出来る映画だと思います。久々のバンクーバーでどんな反応かまた皆さんと出会えるのも楽しみです」とコメント。10月9日、10日には廣木監督、橋本愛が登壇する舞台挨拶の実施を予定している。
場面写真には、「椎名くん」たちにゲームセンターに誘われた「私」と柳ゆり菜演じる親友サツキの姿や、制服姿の「私」が水しぶきを上げながらプールではしゃぐ様子などが写し出されている。
■廣木隆一監督のコメント
誰もが通る時間、通った時間。自分は何者でもない時間。そんな悲しく煩わしく素敵な時間を一緒に体現できる映画だと思います。何者でもない自分を共有出来る映画だと思います。久々のバンクーバーでどんな反応かまた皆さんと出会えるのも楽しみです。