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40代の半数、睡眠時間は6時間未満 「睡眠で休養が十分にとれてない」という回答も3割

2018年09月12日 12:51  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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厚生労働省は9月11日、食生活や運動習慣について調べた「国民健康・栄養調査」の結果を発表した。

全国の20歳以上の男女6598人を対象に1日の平均睡眠時間を聞いたところ、男性では6時間以上7時間未満が35%で最も多く、次いで5~6時間未満が28.6%だった。女性でも同様に6~7時間が33.4%で最も多く、5~6時間が32.9%だった。

睡眠で休養が十分にとれていない人の割合は2009年以降増加

睡眠時間が6時間未満の人の割合は、40代で最も大きく、40代男性で48.5%、40代女性で52.4%に上った。女性では50代でも51.6%と半数を超えている。

5時間未満の人も40代男性で11.3%、50代男性で10.8%いる。女性でも40代の10.6%と50代の11.5%は5時間未満しか眠っていない。

20~30代も仕事や子育て等で忙しいイメージがあるが、睡眠時間が6時間未満の人は、20代男性で42.1%、30代男性で43.5%。20代女性では41.3%、30代女性で37.7%で40~50代を下回っている。

「ここ1か月間、あなたは睡眠で休養が十分とれていますか」という質問に対して「あまりとれていない」または「まったくとれていない」と答えた人の割合は、全体で20.2%で2009年以降増加傾向にある。年代別では20代で23.2%、30代で27.6%、40代では30.9%に上り、50代でも28.4%となっている。40代では3人に1人が十分に休めていないことになる。

定年退職後はゆっくりと睡眠を取れる人が多いのか、60代では15%、70代では9.9%に留まっている。