FJネクストは、9月11日に「住みたい街」の調査結果を発表した。調査は今年7月にインターネットで実施し、首都圏在住で一人暮らしの未婚男女20・30代 2000人から回答を得た。
「今、住みたい街」を聞くと、1位は「吉祥寺」、2位は「新宿」、3位は「恵比寿」だった。その後は4位「横浜」、5位「池袋」、6位「中野」、7位「中目黒」、8位に「北千住」と「渋谷」、10位に「品川」が入った。交通アクセスの良さや商業複合施設がある街に人気が集まった。
吉祥寺は「おしゃれでショッピングも充実」と女性からの支持が圧倒的
6位に「中野」、8位に「北千住」が入ったが、近年、土地の再開発などで街の様子が変わってきたことも人気上昇に繋がっているようだ。
1位の「吉祥寺」を選んだ人からは「自然と都会の雰囲気をあわせもっている」(女性30代)、「おしゃれで自然もあって、ショッピングもできるから」(女性30代)、「大きな公園もあり、下町的な要素も多く買い物もしやすい」(男性30代)など、交通アクセスの良さや充実した商業施設、緑豊かな環境が理由として挙げられた。
男性からの支持が高く、日本屈指のビジネス街と繁華街のある2位の「新宿」を選んだ人からは「職場に近い」「交通アクセスが便利」という意見が圧倒的だったが、中には「一番都会と呼ぶにふさわしい場所」(男性20代)というコメントも寄せられた。
サブカルチャーの街として名高い6位の「中野」は大学キャンパスが進出したり、大型マンション等の建設が進むなど、街の移り変わりが人気の要因だ。「都心に近いし、買い物にも便利」(男性30代)、「漫画やアニメなどのサブカルチャーが好きだから」(女性30代)という意見が寄せられた。
11位以下では人気の街「自由ヶ丘」や、若者の街「下北沢」などの他に、15位に「秋葉原」がライクインした。「オタクだから」(男性30代)、「アニメ好きだから」(男性20代)など、支持理由がアニメ・ゲームの街である秋葉原のイメージそのものだった。
単身者には「赤羽」や「川崎」も人気
「家族ができたら住みたい街」を聞くと、1位「吉祥寺」、2位「横浜」、3位「二子玉川」だった。以降、「武蔵小杉」「新宿」「三鷹」と続く。
3位の「二子玉川」は、セレブの街と呼ばれるようになったが、「子どもがのびのび暮らせそう」(女性30代)といったコメントにあるよう、子育てに適したファミリー層向けの街だと言えそうだ。
単身者が住みやすいと思う街はどこかを聞くと、1位は「新宿」、2位「中野」、3位「吉祥寺」だった。「中野」は「今、住みたい街」「家族ができたら住みたい街」では「吉祥寺」よりも下位だったが、ここでは2位に躍進。「一人飯ができる飲食店が多い」(20代女性)、「単身向けの物件が多数あり、娯楽施設も多い」(30代女性)といった意見が出ていた。
その後は、3位「吉祥寺」、4位「池袋」、5位「横浜」、6位「北千住」、7位「渋谷」、8位「赤羽」、9位「品川」、10位「川崎」となっている。