2019年にフェラーリからザウバーへ移籍するキミ・ライコネン、それに代わってザウバーからフェラーリへと昇格するシャルル・ルクレールがそれぞれコメントを発表した。
11日、フェラーリはライコネンが2018年末でチームを離れること、2019年にはルクレールがセバスチャン・ベッテルのチームメイトを務めることを正式に発表した。一方、ザウバーはライコネンと2019年、2020年の2年にわたる契約を結んだことを明らかにした。
ルクレールはSNSを通して、喜びを示し、フェラーリ、家族、先輩である故ジュール・ビアンキに対する感謝の言葉を発表した。
「夢がかなった。2019年にフェラーリからF1に参戦することになったんだ」とルクレール。
「このチャンスを与えてくれたフェラーリへの感謝は忘れることはないだろう。2011年から僕をサポートしてくれている(マネージャーの)ニコラ・トッド、それから家族にも感謝する。僕がここまで来る手助けをしてくれたが、すでに亡くなってしまった人もいる。パパ、本当にありがとう。そしていろいろなことを教えてくれたジュールにも感謝する。君のことは決して忘れない。僕をサポートし、信じてくれた人たちすべてにお礼を言いたい」
「みんなを失望させないよう、今まで以上に懸命に仕事に取り組むつもりだ。でもまずは、今シーズンをこの最高のチームとともに過ごしていく。ザウバーが僕に、戦ってポテンシャルを示すチャンスをくれた」
■ライコネンは2001年にF1デビューのチャンスをもたらしたザウバーに復帰
ライコネンは自身のインスタグラムに、かつてザウバーに所属していたころの写真を掲載、次のようなコメントを掲載した。
「来年からの2年間、ザウバーF1チームと過ごすことになった。すべてが始まった場所に戻るのは最高の気分だ」と記している。
ライコネンは2001年にザウバーからF1にデビュー、初レースで6位入賞を果たすなど、力を示し、翌年にはマクラーレンに移籍した。その後、フェラーリに加入した初年度2007年にタイトルを獲得。ロータスを経て、2014年から再びフェラーリで走っている。2018年にはポールポジションを獲得するなど好調で、第14戦終了時点でランキング3位に位置している。