大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS) UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
#7 UOMO SUNOCO SF14
#8 UOMO SUNOCO SF14
2018年SUPER FORMULA シリーズ
第6戦(岡山国際サーキット)レースレポート
大会概要
2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦
大会名称
2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦岡山国際サーキット
開催日時
9月8日土曜(予選)
9月9日日曜(決勝)
開催サーキット
岡山国際サーキット(1周3.703km)
同時開催レースカテゴリー
・2018年全日本F3選手権第13戦&第14戦&第9戦延期レース(荒天によるタイムスケジュールの遅れで第9戦延期レースは今回、実施されず)
・2018N-ONE OWNER’S CUP Rd.12
・ロードスターパーティレースIII 西日本シリーズ第3戦
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS参戦体制
#7 UOMO SUNOCO SF14
ドライバー:トム・ディルマン
出身地:フランス
生年月日:1989年4月6日
身長:177cm
体重:63kg
血液型:O型
エントラント代表:太田雅文
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:スティーブ・クラーク
チーフメカニック:甲賀大毅
#8 UOMO SUNOCO SF14
ドライバー:大嶋和也
出身地:群馬県
生年月日:1987年4月30日
身長:171cm
体重:61kg
血液型:A型
エントラント代表:太田雅文
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:ライアン・ディングル
チーフメカニック:北井修司
予選(9月8日)
天気:雨(一時曇り)/コース状況:ウエット
気温:21度/路温:26度(Q1開始時)
予選Q1開始:15時15分
早いもので、2018年の全日本スーパーフォーミュラ選手権も最終戦ひとつ前のレースを迎えることとなった。岡山国際サーキット戦だ。UOMO SUNOCO TEAM LEMANSは第3戦から3レース連続でトム・ディルマンか大嶋和也が8位以内入賞、ポイント獲得を続けている。表彰台ゲットに向けては予選でのポジションアップが課題といえる状況だが、過去に好成績の多い岡山、さらなる勢いをつけていきたい。
予選日は雨。ディルマンは岡山でのレース実戦は初めてながら、朝のフリー走行でトップタイムをマークした。幸先の良い出足である。
#7 UOMO SUNOCO SF14 トム・ディルマン選手
予選結果:19位(予選Q1ベストタイム:1分57秒432)
予選の時間帯には明確な雨こそ降らなかったが、路面は朝のフリー走行に引き続きウエット。19台のマシンがアタックへと出ていく。朝の一番時計で期待がかかったディルマンだったが、アタックに入る前にコースアウトを喫してしまい、実質ノータイムで予選を終えた。
#8 UOMO SUNOCO SF14 大嶋和也選手
予選結果:11位(予選Q2ベストタイム:1分26秒811)
大嶋はQ1で1分27秒805をマークし、11位で突破を決める。路面状態が多少は良くなったQ2、上位8台に入ってのQ3進出を狙った。そこで大嶋が刻んだベストタイムはQ1より約1秒速い1分26秒811、しかしQ3進出ラインには0.249秒届かず、予選結果は11位に。
決勝(9月9日)
天気:雨/コース状況:ウエット
気温:23度/路温:24度(決勝開始時)
決勝レース開始:14時55分
決勝レース予定周回数:54周(34周で終了)
#7 UOMO SUNOCO SF14 トム・ディルマン選手
決勝結果:リタイア(21周完了/所要時間:45分58秒422、ベストラップ:1分31秒170)
決勝日は終日の雨。朝の段階でタイムスケジュールやレース距離の変更が発表され、決勝フォーメーションラップ開始予定時刻は当初より10分早い13時55分に。レース距離も50km短縮の200km、54周へと改められた。そして競技最大時間は70分の設定。その後もさらなる開始時刻変更が続き、実際にレースが始まったのは14時55分だった。
セーフティカー(SC)先導でのスタートである。それに出遅れた車両があり、ディルマンは最後尾19番手から18番手へ。レースはSCランの7周目に一旦、赤旗で中断された。SCランで再開されたレースは、12周終了時にSCが撤収し、本当のスタートを迎える。
朝の30分間のフリー走行で3番手のタイムを記録していたディルマンはそのスピードを発揮して、20周目には13番手まで浮上する。だが、トップ10入りも間近というバトルを数台で展開していた22周目の最終コーナーで15号車と交錯したディルマンはストップ、リタイアしてしまうことに(リタイア後、訓戒を受けた)。
#8 UOMO SUNOCO SF14 大嶋和也選手
決勝結果:16位(所要時間:1時間12分21秒071、ベストラップ:1分31秒858)
他車にグリッドダウンペナルティがあり、大嶋は10番グリッドへと繰り上がって決勝SCスタートを迎えた。赤旗中断からのSCラン再開、そして実質的スタートの後も大嶋は10番手をキープ。しかし、前を走る16号車を攻めきれない。
そうこうするうちに後続も迫ってきて、数台での接戦混戦に。ディルマンのアクシデントによるSCランがあり、26周終了時にレース再開、大嶋は27周目に12番手に下がると、翌周に18番手まで後退してしまう。
大嶋と36号車の交錯についての検証があり、36号車がレース後に30秒加算ペナルティを受けた。レースは他車のストップでまたもSCラン、そのまま70分の到来を迎え34周で終了。残念な展開となった大嶋は最終結果16位だった。
トム・ディルマン選手のコメント
「レインセッティングのマシンは速かったですし、私自身もフリー走行では速さを見せることができたと思います。レースでもほぼ最後尾のスタートからオーバーテイクをしていき、トップ10近くのポジション争いまで到達できましたからね」
「さらに上位を狙っていったのですが、結果は残せませんでした。ただ、前戦もてぎでの予選Q2進出、そして今回のレインでの好感触と、手応えは確実に増してきています」
大嶋和也選手のコメント
「レースでは前のマシンに引っかかったり、後ろから仕掛けられたりという状況で、とにかくゴタゴタした展開になってしまいましたね。いずれにしても今回はレインでのペースがなかなか上がらず、攻めるというよりは防戦一方のレースで、悔しい思いのする一戦でした」
「最終戦の舞台である鈴鹿に関してはチームと一緒に解決すべき課題もありますが、今季最高の順位で終われるよう、頑張ります」
片岡龍也監督のコメント
「このところ決勝ではどちらかが必ずポイントゲットし、いいレースが続いていたわけですが、やはりここは最高峰カテゴリーですから、毎回毎回うまくいくものではありません」
「ただ今回も、トムがウエットコンディションで速さを見せてくれたことは良かったと思います。レースでのアクシデントについては、レース距離も短くなったなか、攻めていくしかないというところで起きたものでしょう。残念です。もとを辿れば、予選Q1でコースアウトして流れを失ってしまったことがすべてですね」
「トムに関しては今回、実に惜しいレースでした。大嶋の方は、残念ながら今回はウエットでの速さを引き出せるマシン状態ではありませんでした。これはチーム全体としての課題です」
「今季も残すは最終戦の鈴鹿のみになりました。思い切り戦いたいですね。シーズンの最後まで、ご声援よろしくお願いいたします」
シリーズランキング
トム・ディルマン:12位タイ/5ポイント
ピエトロ・フィッティパルディ:-位/-ポイント
大嶋和也:10位/6ポイント
チーム(#7+#8):6位タイ/11ポイント
観客動員数
開催期間中延べ入場者数約1万3400人
9月8日土曜(予選日天気:雨)5400人
9月9日日曜(決勝日天気:雨)8000人
イベントへの参加報告
ピットウォーク開催日程:
9月8日11:45~12:30
9月9日11:05~11:55(当初予定より10分早め)
主催:日本レースプロモーション、岡山国際サーキット
参加者:トム・ディルマン、大嶋和也
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることができました。
キッズウォーク開催日程:9月8日17:23~18:03(当初予定の13分遅れ)
グリッドウォーク決勝レース前に実施。<予選日の夜、サーキット内でファンイベントといてディナーショーを開催いたしました>