MotoGPのMoto2クラスに参戦するマリネッリ・スナイパーズ・チームは、第13戦サンマリノGPでの危険行為により失格となったロマーノ・フェナティとの契約を終了したことを発表した。
フェナティはサンマリノGPの決勝レース中にステファノ・マンジと接触してコースアウト。これに激高したフェナティは、再スタートをきったマンジに並びかけるとマンジのフロントブレーキを握るという危険行為を犯した。
この行為を受けて、フェナティはブラックフラッグが振られ失格処分に。レース後、MotoGPライダーからも非難を受けた。
これにより、フェナティが所属するマリネッリ・スナイパーズ・チームは、フェナティの解雇を発表した。
チームは公式サイトで以下の声明を発表している。
「マリネッリ・スナイパーズ・チームは、スポーツマンシップに反する、危険で有害な行為を行ったロマーノ・フェナティとの契約をただちに終了することを発表します」
「彼の無責任な行為は他のライダーの命を危険にさらしました。それは決して許される行為ではありません」
「この瞬間から、フェナティはマリネッリ・スナイパーズ・チームの一員ではなくなり、これ以上我々のチームからレースに出場することはありません。これまで彼をサポートしてきたチームやスポンサー、その他多くの関係者は、改めて世界中のMotoGPファンに謝罪します」
フェナティはMoto3参戦時代にも、危険行為を犯してペナルティを受けた他、2016年に所属していたスカイ・レーシング・チーム・VR46でチーム内の規律に違反したことによりシーズン途中で出場停止となっている。