MotoGP第13戦サンマリノGPで、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は13位フィニッシュを果たし、今季6度目となるポイントを獲得した。
中上は予選で制御面のセットが決まらず、19番手。追い上げのレースとなったが、スタートを決めるとオープニングラップを15番手で終える。さらにそこから安定した走りでじりじりと順位を上げ、最終的には13位でチェッカー。中上にとって今季6度目のポイント圏内でのフィニッシュとなった。
「今日は長く厳しいレースでしたが、暑い一日になって温度条件としてはこの週末で最も良い状態になりました。スタートを上手く決めて序盤に数名をオーバーテイクできたので、その後もメイン集団についていくつもりでプッシュし続けました」
予選で苦しんだマシンのセットアップは、決勝日には改善した。加えてコンスタントに走り切ることができたという。
「最初から最後までミスすることなく安定したラップタイムで走りきれたことが、今回のポイント獲得に繋がりました。今週は厳しいレースウイークだったので、わずか3点とはいえ貴重なポイント獲得です」
一時停滞しつつあった流れを、再び引き寄せた中上。目標とするトップ10圏内フィニッシュまで、あとわずかだ。