記念日プロデュース事業を展開するアニヴェルセルは9月5日、「現代の結婚の時期」と題した調査結果を発表した。調査は今年4月にインターネットで実施し、全国20歳~49歳既婚男女618人から回答を得た。
いつ結婚したかを聞くと、1位は26歳~34歳(50.8%)で過半数に達した。仕事が軌道に乗り、経済的な余裕も出てきたことにより、将来の人生設計も見えてくるのがこの時期。仕事もプライベートも充実してくるこの年齢は、結婚を決意するには最も適しているのだろう。
2位は25歳以下で39.6%だった。近年、晩婚化が進行しているが「早婚」と呼ばれるこの世代での結婚が約4割だった。3位は35歳以上で10%だった。
35歳以上で結婚「結婚するまで仕事中心で挫折も達成感も一生懸命で楽しかった」
次に、その年齢で結婚をしたことのメリット・デメリットを聞いた。26歳~34歳で結婚した人からは、
メリット 「20代でやりたいことをやりきって結婚したので、独身生活に悔いはない」
デメリット「祖父母にひ孫の顔をもっと早く見せたかった」(女性33歳)
メリット 「ある程度貯蓄もあったので、すぐに子供が出来ても慌てなくて済んだ」
デメリット「もっと早めの結婚でも良かったと相手から言われる」(男性35歳)
という声が寄せられた。社会人生活を数年経験して、少し落ち着いた頃合いということでタイミングもいいのだろう。
25歳以下で結婚した人からは
メリット 「出産のことを考えたら体力的にも早く結婚して良かったと思う」
デメリット「勉強したり旅行に行ったり、自分のために時間とお金を使えなかったこと」(女性34歳)
メリット 「子供が早いうちにでき、体力的にだいぶ楽」
デメリット「自分の収入を何も好きなものに使えない」(男性30歳)
といった声が。若くて体力があるうちに出産や子育てといったライフイベントを進めることができる、というところを利点に感じる人が多いようだ。デメリットとしては、やはり若いのでお金がない、という点があるようだ。
一方で、35歳以上で結婚した人からは
メリット 「結婚するまで仕事中心で挫折も達成感も一生懸命で楽しかった、子供も欲しくなかった」
デメリット「子供は一人でも…と思い産んでみたら可愛すぎて兄弟作ってあげたい、けど無理で、一人目早く産めば良かったと後悔することもある」(女性41歳)
メリット 「経済的余裕があって、精神的にも余裕があり、夫婦仲がとても良い事。思う存分遊んできたので、後悔が無い事」
デメリット「子供が出来にくい事」(女性40歳)
といった声が挙がった。経済的余裕はあるが、子どものことを考えると……ということのようだ。