日々繰り返し行う永遠にも思われる労働、それが家事。回数を重ねるごとにコツを掴み効率良くできるようになるものの、時に「もう嫌ァ!」と全てを投げ出してしまいたくなる瞬間がある。
先日のガールズちゃんねるに立ったトピック「家事していて『萎えるわ~』って思う時ない?」では、まわりから見たら些細なことかもしれないが、やっている本人にとっては急速的にやる気のスイッチが切れる家事中の出来事について、多数のエピソードが集まった。(文:みゆくらけん)
「洗濯が終わった直後に洗濯物を出される」「トイレ掃除した直後に汚されたとき」
中でも目立っていたのは、「今やり終わったばかりなのに!系」だ。「今片付けたのにってタイミングで子供が大胆に散らかしてくれた時」というコメントにはじまり、
「洗濯が終わった直後に洗濯物を出される」
「シーツ洗った日の夜に子供が鼻血たらす」
「大嫌いなトイレ掃除だけどきれいにしなきゃならないからがんばってやったら、いつも便器と便座を汚しまくるじいちゃんがすぐあとに入ってまた汚した時」
など「やった達成感が急降下した」「やった労働が意味なかった」系のエピソードが続々寄せられた。特にトイレ掃除に関してはエネルギーがいる。もちろん、また汚されることを本人も重々覚悟はしていたのだろうが、重い腰を上げて掃除した直後はかなりツライ。
似たようなケースで「たまにはスーパーの出来合いのものではなく手作りのコロッケを食べよう」と気合いを入れて台所に立った人がいる。芋を茹でて潰し、炒めたひき肉と玉ネギを混ぜ味付けをして形成するといった面倒な工程を経たものの、
「衣をつけて油で揚げたとき、コロッケが爆発して油の中で粉々になった。本気で泣いた。一生コロッケは作らないと誓った」
と惨状を披露し、コロッケ作りがトラウマとなっていることを告白した。
「5本指ソックスを裏返しで洗濯機に放り投げる夫」「萎える通り越して時々殺意」
他にも「細長い水筒を洗う時」「洗濯物を干した直後に豪雨警報」「旦那の昼ご飯と夕飯がかぶった時」などどれもこれも共感しまくれるが、このトピックで最も多かったのは何といっても「夫が私を萎えさせる!」というものだ。特に洗濯系に多く、
「旦那が5本指ソックス愛用者なんだけど、脱いだままの状態で洗濯するから、干す時に指一本一本裏返すのマジで萎える」
「タバコ入れっぱなしで洗っちゃう時がある」
「洗濯終わってから発見する旦那の脱ぎ捨てた服」
など、夫による「脱ぎっぱなし」「入れっぱなし」が妻を大きく萎えさせているようだ。中にはこれが常習化されて「萎える通り越して時々殺意が湧く」「後ろから頭殴りたくなる」という妻の声も。
「うちの夫、わざわざ洗うのもアイロンがけも超面倒な服を頻繁に着るからイラッとくる」と書き込んだ人は、
「『襟とカフスだけが革』みたいなやつとか!!『 クリーニングに出せば?』と言っても『毎回は高いし、エマールでいいよ』だって。洗うの誰?アイロンかけるの誰??」
と爆発寸前だ。デキる夫は「これおいしいね」「あんなに汚れてたのに真っ白になってる!」「いつもありがとう」など感謝を言葉にしてくれる。しかし適当な夫は「やる側の労力」をあまり考えてくれない。だから何度言っても5本指ソックスを裏返して洗濯機に突っ込む。適当な夫たちよ、もう少し家事する側の労働を想像して行動してくれんかね?