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乃木坂46 久保史緒里、全国ツアー宮城公演で涙の復活 サプライズ登場で起こったドラマを振り返る

2018年09月09日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 乃木坂46の初となる全国ドーム&スタジアムツアー『真夏の全国ツアー2018』最終公演が9月1日と2日、宮城・ひとめぼれスタジアムにて開催。体調不良でグループの活動から離れていた久保史緒里がサプライズ登場した。


参考:乃木坂46 山下美月、与田祐希、梅澤美波、久保史緒里……3期生メンバーの躍進を解説


 久保史緒里は、宮城県出身の3期生メンバー。6月30日のオフィシャルブログにて、21thシングル『ジコチューで行こう!』にまつわる活動、7月6日から8日に渡って明治神宮野球場&秩父宮ラグビー場にて開催された『6th YEAR BIRTHDAY LIVE』、そして『真夏の全国ツアー2018』に参加しないことを発表。同ブログでは、「この先も、乃木坂46としてずっと活動を続けていくために、今は、少し活動のペースを緩めて、自分に出来ることを、少しずつやっていきたいと思っています」と心境を綴っていた。


 『真夏の全国ツアー2018』の宮城公演最終日で久保のサプライズ出演を目撃したライターの渡辺彰浩氏は、今回の復帰について次のように語る。


「久保さんはグループの活動はお休みしていましたが、彼女が宮城の魅力を紹介していく菓子メーカー・菓匠三全によるWeb動画『宮城・仙台 旅しおり』の継続的出演や『Seventeen 夏の学園祭2018』への参加など、個人での活動は続けていました。そのため、ファンの間でも彼女の出身地である宮城公演には登場するのではないか?  という期待は少なからずあったと思います。今回、乃木坂46はJR東日本とタイアップを行っていたため仙台駅構内も乃木坂46一色といった感じで、東北を代表する銘菓『萩の月』の『宮城・仙台 旅しおり』限定パッケージの発売をはじめ、改札前の大型フラッグの掲出も彼女だけがリバーシブルのデザインになっていました。市をあげて久保さんを後押しして行こうという取り組みには、彼女が地元の街から深く愛されていることが伝わってきましたね」


 アンコールから出演した久保は、「ダンケシェーン」「そんなバカな…」「乃木坂の詩」「裸足でSummer」(Wアンコール)の4曲をメンバーとともに披露。同氏は、サプライズ登場の瞬間にもドラマがあったと続ける。


「久保さんがサプライズ登場する際の第一声をあげたのが生田絵梨花さんだったのはポイントです。久保さんと生田さんは19thシングル『いつかできるから今日できる』(通常盤)の収録曲「新しい花粉~ミュージカル「見知らぬ世界」より~」でユニットを組んでいたり、『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の「バレンタインデー企画」で相思相愛になるなど、公私ともに仲が良いメンバーです。生田さんが呼び込むことに胸を熱くしたファンも少なくないでしょう。それに、3期生メンバー全員が花道からメインステージへ久保さんをエスコートしていく姿もグッとくるものがありましたね。「ダンケシェーン」を披露した際に若月佑美さんが決め台詞「やっぱ乃木坂だな!」を、「おかえり!  やっぱ乃木坂だな!」とアレンジしていたこと、Wアンコールで久保さんが再登場するときに衛藤美彩さんと伊藤純奈さん(舞台『3人姉妹』で久保とトリプル主演したメンバー)が両脇にいたことも印象深く、そんなメンバーのおかえりムードに久保さんは終始嬉し泣きをしていましたね」


 久保は、ライブ終了後に公式ブログを更新。今回の公演を振り返りつつ、メンバーやスタッフ、ファンへの感謝を綴り、最後は「沢山沢山お待たせしてしまいましたが、完全に復活して戻って来られる日まで、どうかもう少しだけ待っていていただけると嬉しいです」とコメントしている。


「久保さんはアンコールのMCでも“少しずつ復帰していきたい”という旨を話していたので、すぐに完全復活というわけにはいかないと思いますが、そこに至る大きな後押しになったとは言えるでしょう。本来であれば出演予定のない久保さんのタオルを掲げていたファンも多く見られ、彼女を長い目で温かく見守っていこうという意思が伝わってきました。今秋には次回の『宮城・仙台 旅しおり』も公開される予定となっていますし、彼女は舞台やモデル業、バラエティ番組への出演など幅広く活動できるメンバーなので、自分のペースでファンの前に元気な姿を見せてくれることに期待しています」


 SNSやブログのコメント上でも、ファンから「おかえり」「元気でよかった」「また元気な姿をみせて」など、久保に対する応援メッセージが溢れている。同公演で改めてファンの温かいエールを受けたことは、彼女にとって復帰への良い弾みになったのではないだろうか。(泉夏音)