全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選が9月8日、岡山国際サーキットで行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が今季初のポールポジションを獲得。一方、タイトル争いを展開する山本尚貴(TEAM MUGEN)と石浦宏明(P.MU/CERUMO·INGING)はQ3進出を逃す波乱の予選となった。
この日は朝から雨模様。スーパーフォーミュラの予選は、雨粒が落ちていないもののフルウエットの路面コンディションのなかで始まった。今大会では、WEC世界耐久選手権参戦を優先し、前戦もてぎを欠場していた小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が復帰している。
■Q1:福住、無念の予選。Q1で姿消す
予選開始時点での気温は21度、路面温度26度。各車、水しぶきを上げながらファーストアタックに挑んでいく。しかし予選Q1開始直後、朝のフリー走行でトップタイムをマークしたトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)がダブルヘアピンひとつめでタイヤバリアに突っ込み、マシンを止めてしまう。ほぼ同時に、1コーナーでは福住仁嶺(TEAM MUGEN)がグラベルにつかまり、マシンを停止。ここで赤旗が提示され、セッションは一時中断となる。
石浦、山本とともにQ2敗退を喫したのは大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)となった。