2018年シーズン途中にシトロエンとの契約を打ち切られたラリードライバーのクリス・ミークが、10月11~14日にサンマリノで行われる『ラリー・レジェンド』に参加。ひさしぶりにファンの前に姿を見せることとなった。
2018年のWRC世界ラリー選手権にシトロエン・レーシングから参戦していたミークは第3戦メキシコで総合3位に入ったものの、それ以外のイベントではクラッシュやアクシデントによるリタイアなどから思うように結果を残せていなかった。
そして5月17~20日に行われた第6戦アルゼンチンではマシンコクピット前部が潰れるほどの大クラッシュを起こしたこともあり、シトロエンは5月24日、「クルーの安全を確保できない」としてミークとのドライバー契約を解除した。
シーズン途中でWRCのシートを失ったミークは契約解除が発表されて以降、ラリーとは距離を置いていたが、このラリー・レジェンドでラリーへ復帰を果たす。
ラリーの歴史を彩ってきたマシンが集結するラリー・レジェンドに、ミークは2017年にも参加しており、その際はミークが“師匠”と呼ぶコリン・マクレーのシトロエン・クサラWRCをドライブして観衆を沸かせた。
現時点でミークがどのマシンをドライブするかはアナウンスされていないものの、2018年もマクレーにゆかりのある車両をドライブするものとみられている。
なお、今年のラリー・レジェンドにはミークのほか、クレイグ・ブリーン、ミッコ・ヒルボネン、ミキ・ビアシオンといったドライバーたちが顔を揃える予定だ。