オムニバス映画『アジア三面鏡2018:Journey』の予告編とポスタービジュアルが公開された。
『アジア三面鏡』は、日本を含むアジアの監督3人が1つのテーマのもとにオムニバス映画を製作するプロジェクト。2016年に発表された第1弾『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』には、行定勲監督、ブリランテ・メンドーサ監督、ソト・クォーリーカー監督が参加した。「旅」をテーマにした『アジア三面鏡2018:Journey』は、松永大司監督の『碧朱』、エドウィン監督の『第三の変数』、デグナー監督の『海』の3作品で構成。10月26日から『第31回東京国際映画祭』でプレミア上映が行なわれ、11月9日から東京・新宿ピカデリーほかで公開される。
予告編では、ミャンマー・ヤンゴンを舞台に鉄道整備事業に携わる日本人商社マンの心の機微を描く『碧朱』に出演する長谷川博己の姿をはじめ、母娘が中国・北京から海を目指すロードムービー『海』、旅先の東京で不思議な男性から奇妙で官能的なアドバイスを受けるインドネシア人夫婦を描いた『第三の変数』の映像が確認できる。
■長谷川博己のコメント
いろいろな言語が飛び交う撮影現場でしたが、なぜか言葉の壁を感じるという感覚がなく、ミャンマーの方と一緒に芝居をしていても、相手の言うことがわかるのが不思議な現場でした。撮影場所は生命力を感じる素晴らしい光景ばかりで、発展途上のこの原風景を残しておきたいという気持ちもあり、どう変わって行くのか楽しみでもあり、その気持ちの揺れが自分の役につながりシンクロして演じられたのではないかと思います。新しい発見があるとても刺激的な現場でした。