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『クリスマス・キャロル』秘話描く映画『Merry Christmas!』吹替に市村正親

2018年09月07日 11:41  CINRA.NET

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左から市村正親、スクルージ役のクリストファー・プラマー ©BAH HUMBUG FILMS INC & PARRALLEL FILMS (TMWIC) LTD 2017
映画『Merry Christmas! ~ロンドンに奇跡を起こした男~』の日本語吹き替えキャストが発表された。

11月30日から東京・新宿バルト9ほかで公開される同作は、チャールズ・ディケンズによる1843年の小説『クリスマス・キャロル』の制作秘話を描いた作品。ヒット作に恵まれず金銭に困っていた若き日のディケンズが、新作の執筆に没頭しているうちに小説の世界に入り込んでいき、『クリスマス・キャロル』の登場人物スクルージらとの出会いを経て、幼少期の隠された記憶や父との確執といった自身の問題に対峙していくというあらすじだ。

ディケンズ役を『美女と野獣』のダン・スティーヴンス、スクルージ役を『人生はビギナーズ』で『第84回アカデミー賞』助演男優賞を受賞したクリストファー・プラマー、チャールズ・ディケンズの父役をジョナサン・プライスが演じている。原題は『The Man Who Invented Christmas』。

発表された日本語吹き替えキャストは、クリストファー・プラマー演じるスクルージの声を担当する市村正親。これまでにミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』で1994年の初演以来、5度にわたってスクルージ役を演じてきた市村は、「これまでずっとスクルージ役を演じてきた僕にこのお話がくるのは当然だと思いました(笑)。スクルージは物語の初めと終わりで真逆の性格を持つようになり、悪と善のどちらも象徴している異色の主人公。毎回彼を演じることで、僕自身の過去、現在、未来を見つめ直すきっかけをくれるので、とても思い入れの強いキャラクターです。本作ではディケンズがどうやってそんなスクルージを生み出したのかが明かされています。とても楽しく、最後には幸せな気持ちになる作品ですので、ぜひご期待ください!」とコメントしている。市村が実写映画の吹替を担当するのは初めて。