横尾忠則による小説挿絵の原画300点超が集結する展示開催

横尾忠則による挿絵を集めた企画展「横尾忠則 幻花幻想幻画譚 1974-1975」がギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されている。会期は10月20日まで。

　横尾忠則は1974年から75年にかけ、東京新聞で連載された瀬戸内晴美（現 瀬戸内寂聴）による時代小説「幻花」の挿絵を担当。その原画は2015年に兵庫の横尾忠則現代美術館で一般公開された。今回は横尾忠則現代美術館の協力のもと、横尾自ら「幻花幻想幻画譚」と名付けた原画全371点を展示。般若心経を書き込んだ挿絵や、アニメーションのように少しずつ変化をつけ連続性を持たせもの、作家瀬戸内の肖像を登場させものなど、当時の社会情勢にも焦点を当てつつ横尾のイラストレーションを検証する。
■ギンザ・グラフィック・ギャラリー第368回企画展「横尾忠則 幻花幻想幻画譚 1974-1975」会期：2018年9月5日（水）～10月20日（土） 11:00～7:00休館日：日曜・祝日会場：ギンザ・グラフィック・ギャラリー（ggg）住所：東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F／B1電話番号：03-3571-5206入場料：無料公式サイト