9月6日に発生し、震度6強を観測した北海道地震。現在、北海道全域で停電が発生しており、道全域の電力復旧に少なくとも一週間かかると報じられている。
震災を受け、シャープはツイッター公式アカウントで「災害時の家電の取扱」について投稿した。
「・破損した太陽光パネルには触らない
・冠水した製品には通電しない
・停電時は家のブレーカーをオフ
・停電時は家電のコンセントを抜く」
停電復帰し一斉に運転を始めた場合、電子部品に悪影響が出る可能性も
このツイートには企業サイトの「停電時の主な家電の取扱について」のページURLが添付されている。サイトによると家電製品全般の共通事項として「暖房器具や電気ポットなど発熱する電気器具は、いつ通電が再開してもよいようにコンセントを抜いておいてください」とある。
またモーターなどを応用した家電製品は起動時の電流が大きい。そのため停電から復帰した時に家電が一斉に運転を始めると、ヒューズ・ブレーカーが落ちたり、電気部品に悪影響が出たりする可能性がある。家電の故障を防ぐためにも、電源プラグを抜くことを推奨している。
その他、企業サイトには液晶テレビ、BD/DVDレコーダー、電話機、冷蔵庫など各種家電の取扱方法が記載されている。
「電気が復旧しさえすれば、問題なく使用できるはず。どうかお気をつけて」
同アカウントはツイッターで「今年はいったい何度この案内をしただろうと、途方に暮れそうになりますが、どうかあなたと、あなたの周りの無事と安全へのご注意を」と投稿した。一連の投稿に寄せられたリプライに対して、
「ブレーカーを優先的にオフにするように注意してください」
「電気が復旧しさえすれば、問題なく使用できるはずですので。たいへんだと思いますが、どうかお気をつけて」
と返信している。また同アカウントは今年6月に大阪北部地震が起きたときにも、災害時の家電の取扱について投稿している。壊れたソーラーパネルについてどのような危険があるのかを聞かれ、「パネルが発電していて感電する恐れがあるためです」と回答していた。