フェルナンド・アロンソが2018年のインディカーマシンをロードコースで初めて走らせた。現在F1に参戦するアロンソは、2019年にはインディカーに転向することを検討していると考えられている。
2017年にインディ500に参戦、初めてインディカーレースに出場したアロンソが、5日、ロードコースであるバーバー・モータースポーツパークでテストを行った。インディ500参戦時と同様に、今回のテストでも、アンドレッティ・オートスポートが協力、マシンを提供した。
アロンソは2019年にはF1に参戦しない旨、発表しており、今後のプランに注目が集まっている。彼の選択肢のひとつが、世界三大レース制覇のため、インディカーにフル参戦し、再びインディ500に挑むことだと考えられている。アロンソはすでにF1モナコGP、ル・マン24時間レースで優勝を収めており、残るターゲットはインディ500のみとなっている。
非公式テストが行われた5日は朝はウエット、午後にドライコンディションへと変化し、アロンソは、さまざまな路面で走行することができた。
■「ロードコースとスーパースピードウェイ、どちらも魅力的で甲乙つけがたい」とアロンソ
「いい一日だった。楽しかったよ」とアロンソは一日を振り返ってIndycar.comのインタビューにおいて語った。
「初めてのマシンに乗ってテストをするのが大好きなんだ。ロードコースでインディカーに乗ってテスト走行ができるなんて、特別な体験だった。ウエット、インターミディエイト、ドライのコンディションで走れたのもラッキーだったね。どういうコンディションでもいい感触を持てたよ。全体的にポジティブな一日だったと思う」
スーパースピードウェイとロードコースのどちらが好きかと聞かれたアロンソは、自分が感じたそれぞれの魅力について語った。
「本能に従うならば、(好きなのは)ロードコースだね。これまでのキャリアを通してずっと走ってきたタイプのコースだから。でもインディ500は最高の経験だった。だからフィフティ・フィフティかな」
「ロードコースで走っている時のマシンのフィーリングが好きだけど、オーバルでのバトルも魅力的だ。オーバルでの方が、トウ、トラフィック、オーバーテイクといったものを頻繁に経験する。コース上のアクションという面で、インディ500は本当に楽しかった」
「(ロードコースでのテストをすることは)去年から考えていた。インディ500の後、ロードコースでマシンをテストするという話があったが、時間を作れなかった。でも今年は実現することができたのでうれしい」
「僕はマシンに乗って走ることが大好きだ。その上、新しいマシンで新しい経験をし、チームやエンジニアなどいろいろな人たちからたくさんのことを教わった。ハッピーな一日だったよ」