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渋谷ストリームと渋谷ブリッジが初公開、新たな人の流れを創出

2018年09月05日 19:03  Fashionsnap.com

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渋谷ストリーム Image by: FASHIONSNAP
東京急行電鉄が、複合施設「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」と「渋谷ブリッジ(SHIBUYA BRIDGE)」を9月13日に開業する。オープンに先立ち9月5日の今日、報道関係者を対象に説明会と内覧会が開催された。2施設は東京急行電鉄による、原宿や表参道、恵比寿など渋谷を中心とした広域渋谷圏構想の一環。官民連携により渋谷川を再生し代官山方面への遊歩道を整備するなど、渋谷を中心とした新たな人の流れをつくり出すことにより地域の回遊性を高める。説明会に登壇した東京急行電鉄の髙橋和夫取締役社長は「ストリームの名の通り、次の時代の流れを生み出していきたい」と意気込みを語った。

 旧東横線渋谷駅のホームや線路跡地を再開発した「渋谷ストリーム」は、地上35階、地下4階建てで、斜め向かいの渋谷ヒカリエと同等の高さ。約30店舗が集積する1~3階の商業ゾーンを中心に、4~6階にはインキュベーションオフィスや多目的広場、約700人が収容できるホールが入る。4階および9~13階の「渋谷ストリームエクセルホテル東急」は177室を備え、14~35階のオフィスは全区画にグーグル日本法人の入居が決定している。1階から2階につながる象徴的な正面の大階段をはじめ、低層部には外部と内部をつなぐポーラス(孔)を多数設け、施設内でありながら路地のように空気が通り抜ける空間設計となっている。
 3階にはスペイン料理「チリンギート エスクリバ(XIRINGUITO Escribà)」が日本初上陸。新業態はサラダデリカテッセン「シティショップ(CITYSHOP)」のピザショップ「シティショップ・ピッツァ(CITYSHOP PIZZA)」や、「GARDEN HOUSE」のニューコンセプトショップ「ジーエイチ エスニカ(GH ETHNICA)」、東急ストア初のグローサラント型店舗「プレッセ シブヤ デリマーケット(Precce Shibuya DELIMARKET)」など13店舗、都内・渋谷エリア初出店は大阪発メキシコ酒場スタイルのレストラン「墨国回転鶏料理」や"フレンチおでん"を提供する名古屋の「ビストロ るぅぱん SAKABA&CAFE」など7店舗が展開される。
 「渋谷ブリッジ」は、渋谷ストリームから続く渋谷川沿いの遊歩道の約600m先に位置する。東横線の線路跡地にあたる曲線状の土地を生かしたA棟、B棟の2棟からなる。9月13日には第1弾としてB棟1~7階の「マスタード ホテル(MUSTARD HOTEL)」とホテル1階に併設されるカフェ・バー・パティスリー「Megan」、1~3階に博報堂ケトルによるストリートオフィス「トレイン トレイン トレイン(TRAIN TRAIN TRAIN)」が開業。10月1日にはA棟の保育所「渋谷東しぜんの国こども園 small alley」が開園し、年内にはレンタルスペースとシンクグリーンプロデュース(THINK GREEN PRODUCE)によるカレー居酒屋「triangle curry」が順次オープンを予定している。
■渋谷ストリーム開業日:2018年3月13日(木)住所:東京都渋谷区渋谷三丁目21番3号延床面積:11万96,000平方メートル階数:地上35階、地下4階高さ:約180メートル
■渋谷ブリッジ開業日:2018年9月13日(木) ※順次営業開始予定住所:<A棟>東京都渋谷区東一丁目29-1 <B棟>東京都渋谷区東一丁目29-3延床面積:<A棟>1,282平方メートル <B棟>4,370平方メートル階数:<A棟>地上3階 <B棟>地上7階高さ:<A棟>約15m <B棟>約26m