MotoGPに参戦するレアーレ・アビンティア・レーシングは9月4日、今週末に開催する第13戦サンマリノGPでクリストフ・ポンソンをティト・ラバットの代役に起用することを発表した。
レアーレ・アビンティア・レーシングから参戦するラバットは、第12戦イギリスGPのフリー走行4回目で転倒。転倒後グラベルから退避しようと立った時に、止まりきれなかった他車に突っ込まれた。ラバットは右脚の大腿骨、脛骨、腓骨を骨折しサンマリノGPを欠場することになった。
9月3日に、ラバットは入院先の大学病院で記者会見を開き、チャンピオンシップに帯同する医師団の重要性とイギリスで手術を施した医師に感謝を述べた。復帰時期については決まっておらず、回復に時間を要すことも医師から語られた。
代役に抜擢されたポンソンは今季、RFMEスペイン選手権のスーパーストック1000クラスに参戦する22歳のフランス人ライダー。スペイン選手権でのランキングは現在5位。また、2015年にはスーパーバイク世界選手権(SBK)にフル参戦した経験を持っている。
GPマシンをはじめて駆ることとなるポンソンはラバットの代役ではあるが、マシンはラバットのチームメイトであるチャビエル・シメオンが乗っているドゥカティ デスモセディチGP16を使用。それによりシメオンはラバットのデスモセディチGP17を走らせることになった。
ポンソンは「最高に幸せだし興奮している。本当にGPマシンに乗りたい。MotoGPでレースすることはどのライダーの夢でもあり、金曜日に毎週末家で観ていたライダーと一緒に走り出すことをまだ信じられない」とグランプリデビューについてコメント。
「いつもテレビで彼らから学ぼうとしているし、それを今回トラックでできる。僕は幸せだ。僕は22歳だしこの機会は信じられない」
「僕はそれが難しいことを知っているし、とても短い時間でたくさんのこと学ばなければなければならない。しかしマシンとカーボンブレーキ、ミシュランタイヤなど楽しんで学びたい」
「そのマシンでベストを尽くし、僕の夢を叶えてくれたチームに応えられるようにしたい」