ブリヂストン美術館、「アーティゾン美術館」に館名変更

2015年5月から長期休館中のブリヂストン美術館が、館名を2019年7月から「アーティゾン美術館（ARTIZON MUSEUM）」に変更し、新美術館を2020年1月に開館すると発表した。

　新美術館は「創造の体感」をコンセプトに掲げ、美術品の鑑賞だけではなく、創造を体感し、創造を支える場を提供。65年以上にわたって培ってきた伝統を引き継ぎながら、古美術や日本近代洋画をはじめ印象派、20世紀美術、現代美術まで視野を広げ、時代を切り拓くような美術館活動を目指すという。
　新美術館は、2019年7月に竣工予定の23階建ての高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の1階から6階の6フロアで構成。1階はエントランスロビーとミュージアムカフェ、2階はミュージアムショップ、3階はメインロビーとレクチャールーム、4階から6階は展示室となる。展示面積は旧美術館の約2倍に拡張され、最新の照明設備や空調設備、古美術室が設置される。また、現代美術の設置に対応できるよう、天井高は約4.2メートル、ワンフロアの展示面積は約700平方メートルとなる。
　同館では、石橋正二郎のコレクションを軸に幅広い作品収集を継続して行っており、開館記念展では3フロアの展示室を全て使用し約200点の石橋財団コレクションを展示する。2020年4月からは、第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展の帰国展を開催する予定だ。
■アーティゾン美術館（旧ブリヂストン美術館）開館日：2020年1月（予定）住所：東京都中央区京橋1-10 ミュージアムタワー京橋 1階～6階延床面積：約6,716平方メートル