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安藤サクラ、朝ドラ『まんぷく』の現場を語る 「こんなハッピーな時間はない!」

2018年09月04日 22:22  リアルサウンド

リアルサウンド

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 本日9月4日、東京・渋谷のNHKにて、10月1日よりスタートする連続テレビ小説『まんぷく』の第1週試写会と記者会見が行われ、安藤サクラと長谷川博己が登壇した。


参考:日本のドラマ界にとって大事な一手? 安藤サクラ、朝ドラ『まんぷく』ヒロイン抜擢を考える


 同ドラマは、ドラマ『HERO』(フジテレビ系)、大河ドラマ『龍馬伝』(NHK総合)の脚本を手がけた福田靖による人生大逆転の成功物語。戦前の大阪を舞台に、“究極のマネジメント能力”を身につけるヒロイン・福子と、“発明家”として「世の中の役に立つこと」を理想に掲げ、邁進し続ける夫・萬平が、インスタントラーメンを創り出すまでを描く。


 制作総括の真鍋齋氏は、「本作の舞台となる昭和という時代が、いかに激動の時代であったかを痛感しています。非常に密度の濃い脚本となっていますが、キャストの皆さんも非常に“濃い”方々に集まっていただきました。1週間分(90分)まとめて観ると胃もたれされてしまうぐらい、1話1話が濃いものになっています」と、手応え十分な様子。


 ヒロイン・福子を演じた安藤は、「これからずっと演じていく役なので福子の過去を見るのはよくないと思って、完成したものをしばらく観ていなかったんです。でも、1話を観始めたら止まらなくなってしまって……めっちゃ面白い!と楽しんでしまいました(笑)。自分の大切な思い出を観ているような気分にもなるし、いち視聴者としても楽しめるし、これが朝ドラをやっているからこそ味わえる面白さなのかなと。演じることも観ることもこれから楽しみです」と弾けんばかりの笑顔でコメント。


 安藤は本作以前から長谷川との共演を熱望していたことを明かすと、長谷川も「僕もずっと共演したいと思っていました。普段、サクラさんは映画などでシリアスな役を演じられていましたが、本作では柔軟で寛容でものすごく可愛らしいんです。福子が年齢を重ねるごとにどんどん表情が変わっていくので、共に良い芝居をできるように頑張っていけたら」と、劇中同様に息の合った様子を見せた。


 「朝ドラのヒロインは地獄」とメディアでよく記事になっていることもあり、安藤も大変なことになるという先入観があったそう。しかし、現場に入ったらそのイメージは覆ったそうで、「こんなハッピーな時間はない!って思うぐらい楽しい現場です。私自身も含めて、キャスト・スタッフの皆さんと過ごしている楽しんでいる熱量を、視聴者の皆さんにも届けることができればと思います」と、朝ドラヒロインのネガティブキャンペーン(?)に反旗を翻した。すかさず長谷川も「朝ドラのポジティブキャンペーンで(笑)」と続け、報道陣を笑わせた。(リアルサウンド編集部)