スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは9月3日、宮城県のスポーツランドSUGOで9月15~16日に開催されるスーパーGT第6戦に向けた参加条件を発表した。GT500クラスでは、唯一性能調整が加えられるミッドシップ車両のホンダNSX-GTに対し、車両最低重量が10kg引き上げられている。
現在レクサスLC500、ニッサンGT-RニスモGT500というFRレイアウトの2車種、そしてミッドシップのホンダNSX-GTという3車種が参戦しているGT500。DTMドイツツーリングカー選手権との車両規定統一に向けた動きのなかで、NSXをベース車とするホンダはミッドシップゆえの性能調整が加えられてきた。
この参加条件については、2017年の開幕戦まではNSX-GTは1049kgという数値が採用されており、他2車種(最低重量1020kg)との調整がとられていたが、17年第3戦オートポリスを前に1034kgに変更。その後は今季第5戦までずっとこの数値が採用されていたが、第5戦SUGOに向け、10kg引き上げられた1044kgに変更された。
SUGOは2017年、優勝こそならなかったが、NSX-GT勢予選でトップ4を独占している。10kgという参加条件変更が今季の戦いにどう変化をもたらすか気になるところだ。