2018年F1イタリアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはシーズン6勝目を飾った。ランキング首位のハミルトンは、セバスチャン・ベッテルに対するポイント差を30点に広げた。
■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
タフだったけど、すごく楽しいレースだった。本当にハッピーだ。僕にとって最高のレースのひとつだと言える。フェラーリと僕らは接戦だから、今日のレースは、一番ミスが少ないのは誰か、タイヤを一番うまく管理できるのは誰かの勝負で、それが結果を決めたと思う。
バルテリ(・ボッタス)は素晴らしい仕事をした。最初のスティントを引き延ばして、僕がキミ(・ライコネン)に追いつく手助けをしてくれた。チームワークも、ピットストップも、チームとのコミュニケーションの面でも、今日は最高だった。
1周目は、皆のスタートが似たような感じだったので、エキサイティングな展開になった。ターン4に入っていった時、(前を走る)セバスチャンがアウトに行かずにイン側のラインをとったから少しびっくりした。それでチャンスが来たと思った。完全に彼に並ぶところまで前に出なければならないと思った。でも一瞬接触し、その影響で僕のマシンはダメージを負った。でもありがたいことに走り続けてキミについていくことができた。
セカンドスティントでキミに接近した時、彼のタイヤにブリスターができているのを見つけた。だから自分のタイヤを労わり、同じようにブリスターができないように気をつけた。(ライコネンの前を走っていた)バルテリがタイヤ交換のためピットストップすると、キミについていくのか少し難しくなってきた。それでも僕のタイヤの方がいい状態であることは分かっていた。キミとのギャップを縮めるため、必死でプッシュしなければならなかったよ。レズモとアスカリが重要だった。
イタリアで優勝するのは名誉なことだ。これからも懸命に仕事に取り組み、シンガポールでいい戦いができるよう、準備を整える。
(ベッテルが「ハミルトンがスペースを十分残さなかった」と主張していることについて、Crash.netに語り)彼にはスペースを残した。僕らの間には十分なスペースがあった。彼はロックアップしたんじゃないかな。
あれはレースのアクションのひとつだ。キミが僕にしたのと同じ動きだよ。僕らはコース上でああいうアクションをするためにレースをしている。
(ベッテルのコメントは)レース直後に興奮している時に言ったことなんだと思う。スピンをして、逆向きに止まり、後方から追い上げなければならなかったとき、どういう気分かは知っている。彼は本当はそういうつもりで言ったんじゃないと思うよ。