スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは9月3日、スポーツランドSUGOで9月15~16日に開催する第6戦のエントリーリストを発表した。両クラス合計で43台がエントリーしているほか、スーパーGT300クラスの2チームでドライバーが変更されている。
全8戦で構成されている2018年のスーパーGTも終盤戦に突入。第6戦の舞台となるのは宮城県柴田郡村田町にあるスポーツランドSUGOだ。テクニカルなレイアウトのSUGOはコース幅やランオフエリアが狭く、わずかなミスから大きなアクシデントが起こりやすいことから“魔物”が棲むとも言われる。
アクシデントが発生しやすいことから、このSUGOはセーフティカーの出動率も高く、セーフティカー導入時の判断や迅速なピット作業など、マシンの速さだけでなくチーム力も試される。
なお、この第6戦SUGOはレギュレーションで参戦台数が43台までに制限されており、Aシード、Bシードを獲得しているチームとシード権を保有していないCグループのうち、第1~4戦までに最多得点を挙げたチーム(今回はCars Tokai Dream28)が参加できる。
スーパーGT500クラスは全15台がエントリー。ドライバーもレギュラー登録されている面々が名を連ねている。ウエイトハンデは6台を除いた9台が50kgを超えており、燃料流量リストリクターによる調整を受ける。
このうち第5戦富士で2位表彰台を獲得したKeePer TOM’S LC500は94kgのハンデが課されており、燃料流量リストリクターがもっとも絞られた状態での戦いを強いられる。
第7戦オートポリスからはウエイトハンデが半減されるため、この第6戦SUGOは各車とももっともウエイトハンデが大きい状態で戦う。上述したKeePer LC500をはじめとするポイントランキング上位陣は、ここでどれだけポイントを獲得できるか、取りこぼしを抑えられるかが、チャンピオン獲得の鍵だ。
■GT300クラスではARTA BMW M6 GT3のウエイトが大台の100kg超え
スーパーGT300クラスは上述した参加台数制限により、年間エントリーからCARGUY ADA NSX GT3を除いた28台がエントリーすることになった。
このうち30号車TOYOTA PRIUS apr GTと植毛 GT-Rはドライバーを変更しており、30号車プリウスは第5戦富士で第3ドライバーを務めた織戸学が第2ドライバーに昇格し、永井宏明とコンビを組む。植毛 GT-Rは田中勝輝のパートナーとして高森博士が名を連ねた。
GT300クラスは第2戦富士、第5戦富士を制したARTA BMW M6 GT3が100kg(累計ハンデは102kg)のウエイトを積むほか、31号車TOYOTA PRIUS apr GTは90kgのハンデを課されている。
テクニカルレイアウトのSUGOではコーナリングマシンであるJAF-GTとマザーシャシーのほか、FIA-GT3勢のなかでコーナリングに強みを持つメルセデスAMG GT3などが得意とするサーキットだが、先に述べたようにチームとしての総合力も求められる。今シーズンの激戦ぶりを考えれば、SUGOも予測不可能なバトルが繰り広げられることになりそうだ。
■2018スーパーGT第6戦SUGO GT500クラスエントリーリスト
No.TeamCarDriverTireWH11LEXUS TEAM KeePer TOM'SKeePer TOM'S LC500平川亮N.キャシディBS94kg ※323NDDP RACING with B-MAXCRAFTSPORTS MOTUL GT-R本山哲千代勝正MI18kg36LEXUS TEAM LEMANS WAKO'SWAKO'S 4CR LC500大嶋和也F.ローゼンクヴィストBS68kg ※248AUTOBACS RACING TEAM AGURIARTA NSX-GT野尻智紀伊沢拓也BS68kg ※2512TEAM IMPULカルソニック IMPUL GT-R佐々木大樹J.マーデンボローBS36kg616TEAM MUGENMOTUL MUGEN NSX-GT武藤英紀中嶋大祐YH16kg717KEIHIN REAL RACINGKEIHIN NSX-GT塚越広大小暮卓史BS76kg ※2819LEXUS TEAM WedsSport BANDOHWedsSport ADVAN LC500国本雄資山下健太YH30kg923NISMOMOTUL AUTECH GT-R松田次生R.クインタレッリMI70kg ※21024KONDO RACINGフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-RJ-P・デ・オリベイラ高星明誠YH26kg1136LEXUS TEAM au TOM'Sau TOM'S LC500 中嶋一貴関口雄飛BS80kg ※21238LEXUS TEAM ZENT CERUMOZENT CERUMO LC500立川祐路石浦宏明BS60kg ※11339LEXUS TEAM SARDDENSO KOBELCO SARD LC500H.コバライネン小林可夢偉BS70kg ※21464Epson Nakajima RacingEpson Modulo NSX-GTB.バゲット松浦孝亮DL6kg15100TEAM KUNIMITSURAYBRIG NSX-GT山本尚貴J.バトンBS80kg ※2
※1:SpR第23条2.に則り、50kgを超えたハンディ重量の場合、燃料流量リストリクター径の調整91.8kg/hを併用したハンディが課されるため、上記の値から17kgを差引いた分が実ウェイトにて積載される。
※2:SpR第23条2.に則り、67kgを超えたハンディ重量の場合、燃料流量リストリクター径の調整88.6kg/hを併用したハンディが課されるため、上記の値から34kgを差引いた分が実ウェイトにて積載される。
※3:SpR第23条2.に則り、84kgを超えたハンディ重量の場合、燃料流量リストリクター径の調整85.5kg/hを併用したハンディが課されるため、上記の値から50kgを差引いた分が実ウェイトにて積載される。
■2018スーパーGT第6戦SUGO GT300クラスエントリーリスト
No.TeamCarDriverTireWH10GOODSMILE RACING & TeamUKYOグッドスマイル 初音ミク AMG谷口信輝片岡龍也YH68kg22Cars Tokai Dream28シンティアム・アップル・ロータス高橋一穂加藤寛規YH0kg35TEAM MACHマッハ車検 MC86 Y’s distraction坂口夏月平木湧也YH0kg47D’station RacingD’station Porsche藤井誠暢S.ミューラーYH56kg59PACIFIC with GULF RACINGGULF NAC PORSCHE 911久保凜太郎石川京侍YH0kg610GAINERGAINER TANAX triple a GT-R星野一樹吉田広樹YH10kg711GAINERGAINER TANAX GT-R平中克幸安田裕信DL74kg818TEAM UPGARAGEUPGARAGE 86 MC中山友貴小林崇志YH56kg921Audi Team HitotsuyamaHitotsuyama Audi R8 LMSR.ライアン富田竜一郎DL2kg1022R’Qs MOTOR SPORTSアールキューズ AMG GT3和田久城内政樹YH0kg1125つちやエンジニアリングHOPPY 86 MC松井孝允坪井翔YH70kg1226Team TAISANTAISAN R8 FUKUSHIMA 山田真之亮川端伸太朗YH4kg1330aprTOYOTA PRIUS apr GT永井宏明織戸学YH0kg1431aprTOYOTA PRIUS apr GT嵯峨宏紀平手晃平BS90kg1534Modulo Drago CORSEModulo KENWOOD NSX GT3道上龍大津弘樹YH10kg1635arto-Panther Team Thailandarto RC F GT3N.ジャルーンスルカワッタナN.ホートンカムYH0kg1748DIJON Racing植毛 GT-R田中勝輝高森博士YH0kg1850Arnage RacingEXE AMG GT3加納政樹安岡秀徒YH2kg1952埼玉トヨペット Green Brave埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC番場琢脇阪薫一YH0kg2055AUTOBACS RACING TEAM AGURIARTA BMW M6 GT3高木真一S.ウォーキンショーBS100kg (102kg)2160LM corsaSYNTIUM LMcorsa RC F GT3吉本大樹宮田莉朋YH42kg2261R&D SPORTSUBARU BRZ R&D SPORT井口卓人山内英輝DL22kg2365K2 R&D LEON RACINGLEON CVSTOS AMG黒澤治樹蒲生尚弥BS78kg2487JLOCリーガルフロンティア ランボルギーニ GT3佐藤公哉元嶋佑弥YH12kg2588JLOCマネパ ランボルギーニ GT3平峰一貴M.マペッリYH52kg2696K-tunes Racing LM corsaK-tunes RC F GT3新田守男中山雄一BS48kg27117EIcars BENTLEYEIcars BENTLEY井出有治阪口良平YH0kg28360TOMEI SPORTSRUNUP RIVAUX GT-R柴田優作青木孝行YH0kg