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カリフォルニア大学の元学生、医師を装い小児病院に侵入 母校で診察も(米)

2018年09月03日 04:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

23歳男、医師のフリして小児病院に侵入(画像は『Metro 2018年8月31日付「Student, 23, ‘pretended to be doctor and even diagnosed patient at children’s hospital’」(Picture: CBS LA)』のスクリーンショット)
男の目的はいったい何だったのか。このほど米カリフォルニア州で、23歳の元大学生が医師になりすまし母校で患者の診察を行った他、小児病院に侵入したとして逮捕された。男に有罪判決が下れば、懲役11年の可能性もあるという。『Metro』などが伝えている。

カリフォルニア州アーバインに住むカリフォルニア大学の元学生アリヤ・ウスクーイアン(23歳)は、今年4月23日から6月4日の間、同州オレンジ郡にあるChildren’s Hospital of Orange (オレンジ郡小児病院)に自分を医師だと偽り、少なくとも7回は侵入したとして8月28日に逮捕・起訴された。

アリヤは、今年の5月にカリフォルニア大学の診察室でも医師のフリをして首に腫瘍ができた患者の診察をし、医学的アドバイスもしていたという。小児病院では、アリヤは警備員にセキュリティーバッジを失くしたと嘘をついて侵入、また限られた階にもアクセスできるよう一時的に仮バッジを作ってほしいと要求したようだ。

アリヤが偽名を使い、自分のステータスでさえ説明できないことに気付いた病院側は、疑いを抱き警察に通報。他の病院にもアリヤの存在についての注意喚起を促した。警察の調べによると、アリヤは5月に診察した患者以外、小児病院では患者の誰とも接触しておらず、個人情報にもアクセスしていないとされている。なぜ、アリヤが医師になりすまし、小児病院に侵入しようとしたのかは現時点では明らかになっていない。

逮捕後、オレンジ郡刑務所に拘留されていたアリヤだったが、8月29日には2万ドル(約220万円)の保釈金を払っている。今後の裁判で有罪となれば、アリヤには懲役11年の判決が下る可能性もあるとされている。

画像は『Metro 2018年8月31日付「Student, 23, ‘pretended to be doctor and even diagnosed patient at children’s hospital’」(Picture: CBS LA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)