全日本ロードレース選手権第7戦はオートポリスで決勝レースを終え、表彰台に登った中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)、高橋巧(Team HRC)が会見に臨み、戦いを振り返った。
■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(優勝)
「事前テスト、レースウイークを含めて、今日が一番路面温度が上がりました。テストをしてない温度だったので不安がありましたが、バイクしっかりと機能して乗りやすく仕上げることができていました」
「もう少し早めに仕掛けようと思っていましたが、野左根選手がトップに立つといいペースだったので、後ろで体力を温存していました。残り5周でプッシュしたのですが、思った以上に後ろが離れなかったから最後までもつれるかと思ったのですが、野左根選手も仕掛けるところがなかったようで、僕たちは目に見えない神経戦の戦いをしていました」
「いいバトルできたと思います。2&4のときは勝てなかったから、地元で優勝することができてよかったです」
■野左根航汰/YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5(決勝2位)
「昨日は天候悪く、走行がキャンセルされたり、事前テストでも走れなかったりしたので、不安はありましたが、走り出したら周りと遜色ないペースで走ることができました。いつもは中須賀選手の後ろで様子を見ている間に離されるので、今回は一度前に出て、そこからコンスタントに走ることができました」
「ただ、ラスト5周で絶対仕掛けてくるというのは分かっていたので警戒はしていたのですが、想定外のところで抜かれてしまい、その仕掛けてくる幅はやはりすごいなと思いました。とはいえ今日は食らいつくことができたので、一つ前進できたかなと思っています」
■高橋巧/Team HRC(決勝3位)
「今年はわりとスタートがよかったのですが、今日は行き場がなくなってアクセルを戻さざるを得なくなり、ポジションダウンしてしまいました」
「最初は焦らずに周りのペースを見ながら走ろうと思い、レース中盤以降に3番手に上がってからは離れずについていきました。でも終盤はついていくのが精一杯になり、余裕を持っていたつもりでしたが、想像以上につらくなってしまいました。次戦こそ何とか巻き返したいです」