9月2日(日)、イタリアのモンツァでFIA F2第10戦のレース2が開催され、ARTのジョージ・ラッセルが優勝。昨日行われたレース1で優勝を飾った牧野任祐(ロシアンタイム)は14位、福住仁嶺(アーデン)は13位だった。
レース2の周回数は21周、気温18度、路面温度22度、ドライコンディションで行われた。
レース1優勝の牧野は8番手スタート、福住は14番手となる。ポールポジションはラルフ・ボシュング(MPモータースポーツ)だ。
フォーメーションラップでニック・デ・フリース(プレマ)がエンジンストール、ピットスタートとなる。
ボシュングとセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)がスタートをミスし、4番手スタートのニコラス・ラティフィ(ダムス)がトップで1コーナーを通過する。
5番手スタートのラッセルが2番手、アルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)が3番手でオープニングラップを終えた。
牧野は1つポジションを上げ7番手、福住は3つポジションを落とし7番手でオープニングラップを終えている。
3周目、牧野が1コーナーでブレーキングロック。失速したところをランド・ノリス(カーリン)にパスされてしまう。牧野はタイヤにフラットスポットを作ってしまい、タイヤ交換を強いられピットイン。最後尾に転落した。
5周目、トップ争いが激化。ストレートで2番手のラッセルがトップラティフィをオーバーテイク。しかし、ラッセルは1コーナーでオーバーランを喫し失速、ラティフィがポジションを取り戻す。さらに後ろにいたマルケロフがラッセルとラティフィをパスし、トップに躍り出た。
9周目、ラッセルはラティフィをパスし2番手に浮上、11周目にはマルケロフもパスしトップに返り咲いてみせる。
スタートをミスし4番手につけていたセッテ・カマラはレース中盤、ラティフィをパスし3番手、表彰台圏内に浮上した。
17周目、10番手のロイ・ニッサニー(カンポス)と11番手のデ・フリースが第2シケインで接触。両者はフロントウイングを破損してしまう。デ・フリースはピットインするも、ニッサニーはそのまま走行を続ける。
続く18周目、ダメージを負ったニッサニーをチャロウズのアントニオ・フォコとルイス・デルトラズがパス。しかし、デルトラズとニッサニーは止まりきれず、1コーナーでオーバーランを喫する。ショートカット路でふたりは交錯し、ポジションを失ってしまった。
後続の混乱をよそにラッセルは安定した走りを披露。そのまま逃げ切り2018年シーズン5勝目を飾った。マルケロフが2戦連続の2位を獲得、3位にはセッテ・カマラが入った。
序盤でピットインを強いられた牧野は14位、福住は13位でレースを終えている。
次戦、FIA F2第11戦ロシアは9月28~30日に行われる。
■FIA F2第10戦イタリアレース2 リザルト
PosNoDriverTeamTime/Gap18G.ラッセルART33'31.88621A.マルケロフロシアンタイム1.056318S.セッテ・カマラカーリン4.34746N.ラティフィダムス5.651519L.ノリスカーリン6.174614L.ギオットカンポス17.45279D.ボッコラッチMPモータースポーツ20.75187J.エイトケンART24.216916A.マイニトライデント25.1881021A.フォコチャロウズ28.4531120L.デルトラズチャロウズ31.8751217A.ロランディトライデント34.7921312福住仁嶺アーデン38.323142牧野任祐ロシアンタイム64.3791515R.ニッサニーカンポス77.7801611M.ギュンターアーデン78.848174N.デ・フリースプレマ・レーシング1LapNC5A.アルボンダムスDNFNC10R.ボシュングMPモータースポーツDNFNC3S.ゲラエルプレマ・レーシングDNF