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F1第14戦イタリアGP予選トップ10ドライバーコメント

2018年09月02日 18:51  AUTOSPORT web

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2018年F1第14戦イタリアGP ポールポジションを獲得したキミ・ライコネン(フェラーリ)
2018年F1第14戦イタリアGP予選トップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=ポールポジション

 マシンはこの週末ずっと好調だが、ライバルたちとは接戦になることは分かっていた。3つのセクターすべてが重要だから、うまくまとめる必要がある。トップ3の差はわずかだったから、一番うまくまとめきるのが誰なのかが問題だった。それが僕だったというわけだ。

 ホームグランプリでティフォシの前でポールを獲得できるなんて最高の気分だ。走っている時には彼らの声は聞こえないが、応援してくれている姿は見えているし、熱心に声援を送ってくれているのは分かった。

 チームの全員がとてもいい仕事をしたと思う。これ以上はないというほとだった。この結果にはとても満足しているが、残念ながらポールを獲ったからといって、明日何かが保証されるわけではない。仕事の半分が終わったにすぎず、重要なのは明日なんだ。

 僕らのマシンは優れているし、これ以上ないほど有利なスタート位置を確保した。でもレースは長く、多くのことが起こる。完璧に仕事をこなさなければならない。明日もまたいい一日になるといいね。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2番手

 今日はポールポジションを獲れなかったし、ミスがあったので、少し残念に思っている。つまり僕のラップは完璧なものではなかったんだ。それでもフロントロウをフェラーリ2台で独占できたことは、チーム全体にとって素晴らしい結果だ。

 僕らには、レースでいい戦いができるだけの速さがあるから、いいスタートを切りたい。ここでは特にそれが重要だ。

 レースは長いから何が起きてもおかしくはない。懸命に仕事に取り組み、ベストを尽くすよ。マシンに強さがあるので、大丈夫なはずだ。

 ティフォシのためにも、この結果には満足している。明日も同様の結果になるといいね。

(ポールシッターのチームメイト、キミ・ライコネンとのバトルについて語り)相手が誰であれ、いつだって自分が前に出ることを目指していく。もちろん接触しないよう気をつけるけどね。

(チームはライコネンが勝つことを許すと思うかと聞かれ)キミが勝つことを許されるか? ポールからスタートするんだから、勝つことは許されるだろう。彼は勝ちたいと思っているだろうし、僕も勝ちたい。どちらかが勝てればいいね。

(最後のランでライコネンにトウを与える立場だったこと、自分が2番手に終わったとチームに聞いた後、「あとで話そう」と言ったことについて聞かれ)僕らは毎週走行する順番を変えている。今週末はキミが後ろを走る番だった。単純なことだ。(結果には)満足できなかったが、(無線での言葉の意味について)いま話すつもりはない。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=3番手

 今日の予選には興奮したね! 昨夜マシンを改善し、今日この位置に来たことに満足している。こんなに頑張ってくれたスタッフたちを、とても誇りに思っている。

 今日はマシンから間違いなくすべての力を引き出した。Q3での2回目の走行で、フェラーリにはまだタイムを更新するだけの余力が少しあるだろうことは、なんとなく分かっていた。それでも2番手は可能だったと思う。最終コーナーで0.05秒ほど失った可能性があった。それがなければ2番手に届いたかもしれない。

 明日は戦っていくよ。フェラーリのロングランペースは僕らよりもよさそうだから、まず間違いなく簡単にはいかないだろうけど。スタートで僕らにチャンスが生まれるといいね。1周目で、少なくともフェラーリの1台の前に出るにはどうしたらいいか、今夜中に研究しておかないといけない。

 バルテリ(・ボッタス)がすぐ後ろにいるというのは、素晴らしいことだ。赤いマシンにプレッシャーを与えられるのだから。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=4位

 今日一日、とても苦労した。FP3に向けてセッティング変更を施したところ、マシンはコーナーではよくなったが、ブレーキング時のパフォーマンスを失った。ロックアップしやすくなってしまったんだ。こうした高速コースでは、ブレーキを信用できる状態でなければならない。なのに残念ながら、まったくそうなってはいなかった。

 FP3と比較すると、予選では少し感触が良くなっていたけれど、まだ十分ではなかった。Q3最初のラップのターン1でミスがあり、その後の2回目のランでは正しくコーナーを走ることが難しかった。

 とはいえまだ予選だ。レースは明日であり、週末はまだ終わっていない。フェラーリにプレッシャーを与え、彼らに挑戦するために、できることは何でもやってみるよ。戦略面でも何ができるかを考える。ターン1に向けて若干のトーエフェクトを得られるかもしれないから、1周目は面白くなると思う。


■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=5番手

 モンツァは僕らにとって最も難しいコースだから、5番手は週末が始まる前から予想していた結果だ。正常な位置にいるから落胆してはいない。今日は自分たちに可能ななかで最高の予選を走ろうと努力したが、これ以上はどうにもならなかった。ストレートで多くのタイムを失っており、それが痛手になっているが、現状、それは仕方ない。

 今日は新しいエンジンの違いを感じることができた。おそらくは0.15秒ぐらいの違いで、小さな改善があったので、それはうれしかった。でも、高い競争力を発揮するためには、もっと大きな進歩が必要だ。

 最大限の結果を出そうとしたけれど、前のライバルたちとの差は大きい。Q3ではトウを得られなかった。トウを利用できていたとしても最終的な結果に違いは出なかっただろうが、少なくとも少しは前に近づけていたはずだ。

 メルセデスやフェラーリとの差は大きすぎるが、明日はレースの展開を見守っていこう。自分の前で何が起きるかなんて絶対に分からないけれど、何か起きたときにそれを利用できる位置にいることが大事だ。

 僕らはワンストップの戦略で走る。他のみんなも同じだと思う。(スティントを)長く走るか短く走るかはそれほど大きな違いにはならないだろう。良いスタートを切って、そこから上位を目指していく。


■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 予選=6番手

 いい予選だった。Q1はぎりぎりで突破できた。思っていたほどのマージンはなかったんだ。でもその後のQ2はかなりうまくいったよ。Q3もよかった。全員がタイムを更新していたが、そもそもかなりの接戦になることは分かっていた。

 ルノーがとても速いことに驚いた。その位置にはフォース・インディアが来ると思っていた。

 6番手からスタートできるのはすごくうれしい。もちろん明日に向けて、まだやるべき仕事はあるが、レースペースには自信があるんだ。中団グループでのバトルはものすごい接戦になると思うけれど、だからこそレースが楽しみだ。

■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
カルロス・サインツJr. 予選=7番手

 十分すぎるぐらいの、素晴らしい誕生日プレゼントだよ! 大満足だ。予選前にリヤウイングを交換したので、未知の領域を少し残したまま予選を走ることになった。

 でもすぐに良いペースを発揮することができたし、ハイダウンフォース寄りのリヤウイングから最大限の性能を引き出すためにうまくスリップストリームを使おうと心がけた。

 今日はマシンの感触がかなりよくなっていたし、Q3の戦略も完璧だった。パフォーマンスを探り出すために、スパとは逆のやり方を採った。そうしてうれしい結果を手に入れたんだ。チームは本当に懸命に仕事にあたってくれた。明日ポイントをかけて戦える、良い位置につけているよ。


■レーシング・ポイント・フォース・インディアF1チーム
エステバン・オコン 予選=8番手

 今日の予選はかなり接戦だった。本当は8番手よりも少し上を期待していた。今日は6番手になることも可能だったと思う。

 でも残念ながら最後のランでは正しいタイミングでスリップストリームを最大限に使うことができず、それがトップスピードに少し影響した。

 僕らのマシンはペースが良いので、決勝でポジションを上げていければと思っている。オーバーテイクのチャンスもあるはずだ。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=9番手
 信じられないような結果だ。予選前はQ2までも行けるかどうかと思っていたのに、Q3に進むことができたんだ! 9番グリッドからスタートできるなんて最高の気分だよ。

 すべてがうまくいった予選で、他車との間隔をうまくとり、スリップストリームを使って、今シーズンのなかでもベストといっていいようなラップを走った。今回の予選で狙えたベストの結果を達成できたと思う。それをトロロッソのホームレースで実現できて本当にうれしい。

 昨日はマシンの感触にあまり満足していなかったが、夜の間に改善することができた。おかげでかなりいいフィーリングを持てるようになった。

 今日の段階ではまだ仕事の半分を終えたにすぎない。残りの半分を明日決勝でやり遂げなければ。グリッドからターン1までの距離が長いから、スタートをうまく決めることがものすごく重要だ。その後もタイトな争いになるので、正しいタイミングで正しい場所にいるよう心がける必要がある。上位グリッドからスタートする場合、アクシデントに巻き込まれるリスクは減る。クリーンなスタートを切り、それから全力でプッシュしていくつもりだよ。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
ランス・ストロール 予選=10番手

 このいい結果を噛みしめて、今夜は本当に良い気分で過ごせそうだよ。チームの皆を抱きしめたい。(結果を知った後)ずっとヘルメットのなかで笑っていた。

 今回いい結果を出せたのはサーキット特性だけが理由じゃない。どんなコースであれ日々どうしてきたかにかかっているんだ。リズムに乗れてうまくまとめ上げられるときがある。今日がそうだった。

 Q1からずっと好調で、その上に築き上げていくだけでよかった。Q2でいいラップを走ってQ3に進出し、自分にできる最大限の仕事をした。今日は10番手が僕の精いっぱいの結果だった。

 僕らはストレートラインスピードがよくないから、明日はライバルたちを抑えきることができないかもしれない。難しい一日になるだろう。それでも精神的にはいつもと同じだし、何が起きようともすべてを出し切って走るつもりだ。