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静寂性を実現したフィンランド発の電動ボート「Q 30」が初納入

2018年09月02日 17:02  Techable

Techable

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ボートといえば、颯爽と風をきって走るという爽やかな印象があるが、ガソリンのにおいがきつかったり、騒音がしたりで敬遠する人も少なくない。

しかし、フィンランドのメーカーQ Yachtsが開発した「Q 30」ならそうした悩みとは無縁。電動モーターで走るタイプで、静寂性を確保し、またシンプルなデザインが優雅さを演出している。・洋上のTeslaQ 30は2017年に発表されていたが、このほど記念すべき第1隻目がフィンランド人ラッパー歌手Jare Tiihonenに引き渡された。

Q 30は全長9.3メートルの8人乗り。目玉はなんといっても静寂性で、会話の声が聞き取れるほどだ。モーターはOceanvolt AXC20、バッテリー容量は30kWhとなっている。

電気で走るクリーンかつ静かな乗り物であることから、開発元は“洋上のTesla”とうたっている。ちなみにトップスピードは15ノット(時速28キロ)だ。・BGMを聴きながらクルーズ電動であること以外に注目されるのが、優雅なデザイン。操舵席の後ろには、乗客がゆっくりとくつろげるソファが設置されている。乗客が向き合う形で食事することも可能で、デッキ下にも快適な空間が広がる。

そしてB&O BeoplayのA1ワイヤレススピーカーが備わっているので、高品質の音楽がクルーズをさらに優雅なものにしてくれそうだ。

操舵席の前にはモニターの代わりにiPadが設置されているのも見逃せない。

今回の初納入を記念して、Tiihonen氏が登場するビデオが公開されているので、興味のある方はチェックしてみてはいかが。

Q Yachts