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FIA F2:14番手スタートから初優勝の牧野。「信じられない」と喜びを語る

2018年09月02日 12:42  AUTOSPORT web

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表彰台中央に立つ牧野任祐
9月1日、モンツァで開催されたFIA F2第10戦イタリアレース1でロシアンタイムの牧野任祐が優勝。レース後のトップ3記者会見に出席した牧野が喜びを語った。

 牧野はレース1、14番手からミディアムタイヤでスタート。スタートダッシュを決め、1周目を8番手で終えると、ライバル勢を次々とオーバーテイク。4周目には3番手、5周目にはポイントリーダーのジョージ・ラッセル(ART)と僚友アルテム・マルケロフを交わしトップに立った。

 6周目以降、スーパーソフトタイヤでスタートしたライバルが続々ピットインするなか牧野は、安定したラップタイムを刻みながらトップで周回。ピットインしたなかで先頭のマルケロフとの差を一定に保ちながら安定した周回を重ねていく。

 2番手マルケロフに約40秒の差をつけ、27周目にピットイン。スーパーソフトタイヤに交換しトップでコースに復帰すると、ラスト3周を完璧にまとめ、見事FIA F2初優勝を飾ってみせた。

 牧野は「正直言って、言葉がありません」とレース後の記者会見で語る。

「14番手という難しいポジションからのスタートでしたが、良いスタートを決められました。ライバルたちはオプションタイヤ(スーパーソフト)に苦労していたが、自分のタイヤは本当に素晴らしかったです」

「マルケロフをパスしてトップに立ったあとはペースをコントロールできた。クルマは本当に素晴らしく、チームは素晴らしい仕事をしました。信じられません」

「マシンをオーバーテイクしていくのは本当に楽しかった。スタートは本当に素晴らしく、これは勝利のための重要なポイントだったと思います」

「明日のレース2では良いスタートをもう一度決め、最大限にプッシュしたいですね」

 FIA F2第10戦イタリアレース2は、日本時間9月2日、17時55分にスタートする。