2018年F1イタリアGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは9番手、ブレンドン・ハートレーは18番手だった。
土曜午前FP3ではガスリーは1分22秒631で12番手、ハートレーが1分23秒164で20番手だった。
予選Q1で、ガスリーは1分21秒834をマークし12番手でQ2に進出。ハートレーは1分21秒934で18番手に終わり、Q1敗退という結果になった。
Q2でガスリーは1分21秒667で10番手となり、Q3への進出を果たした。Q3では最初のランをユーズドのスーパーソフトタイヤで走り、2回目のランでは新品タイヤで走行。1分21秒350をマークし、9番手を獲得した。
土曜時点では、ガスリーは9番グリッド、ハートレーはダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグの降格により16番グリッドからのスタートになることが暫定的に決まっている。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーフレースエンジニア ジョナサン・エドルズ
少し複雑な心境になる予選だった。我々のマシンにとって難しいと予想していたコースで、またピエールが素晴らしい予選を走り、9番グリッドを獲得した。一方で、残念ながらブレンドンはわずか0.05秒差でQ2進出を逃した。
トウを利用することの効果を皆、十分に分かっているため、Q1ではドライバーたちが固まって走り、誰も集団の先頭に立ちたがらなかった。難しい状況だったが、ピエールは終盤にいいラップをうまくまとめ、Q2に進出することができた。
Q2もトウを使う上で楽な状況ではなかったものの、なんとか重要なランでうまく決めることができ、ピエールはわずか0.002秒差でQ3進出を決めた。Q3でもとてもいいラップを走り、パッケージのポテンシャルを最大限に引き出すことができたと思う。
昨日から今日にかけてマシンに施した変更がうまく機能し、優れたストレートラインスピードを発揮し、ドライバーたちは昨日よりもバランスに満足していた。金曜のロングランから見て、レースペースは悪くないので、決勝には期待している。
(フェラーリが1‐2という)今日の予選結果にティフォシたちが大歓声を上げているのが聞こえ、とてもうれしかった。彼らは昨日の悪天候のなかも応援し続けてくれた。最高の雰囲気を作り上げてくれたファンが喜べるような予選になってよかった。