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FIA F2第10戦イタリア レース1:牧野任祐が14番手スタートから初優勝! チームは1-2フィニッシュを飾る

2018年09月02日 01:01  AUTOSPORT web

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初優勝を飾った牧野任祐
9月1日(土)、イタリアのモンツァでFIA F2第10戦のレース1が開催され、ロシアンタイムの牧野任祐が初優勝を飾った。

 レース1の周回数は30周。ミディアムとスーパーソフトの2種類のタイヤをどちらも使用する義務がある。

 昨日行われた予選で2018年シーズン4回目のポールポジションを獲得したのは、ARTのジョージ・ラッセル。福住仁嶺(アーデン)は13番手スタート、牧野は14番手スタートとなる。

 フォーメーションラップを終え、2番手スタートのセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)がピットに戻る。

 3番手スタートのアルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)がトップを奪う。アレキサンダー・アルボン(ダムス)が2番手に浮上しポールスタートのラッセルは3番手に後退した。

 牧野は6ポジションアップの8番手、福住は3ポジション失い16番手で1周目を終える。

 6番手スタートのランド・ノリス(カーリン)は2周目、前を行くアルジュン・マイニ(トライデント)をパスし5番手につけた。

 4周目、1コーナーでマルケロフがブレーキングをミス。その間隙を突きアルボンがトップに浮上する。続く5周目の1コーナーで今度はマルケロフが抜き返し、トップがまた入れ替わる。

 ミディアムタイヤスタートの牧野は4周目に3番手に浮上、5周目にはラッセル、マルケロフを次々にパスしトップに浮上してみせた。

 6周目、スーパーソフトスタートのドライバーが続々ピットイン。マルケロフが4番手でコース復帰する。

 10周目、5番手のラッセルがマルケロフを最終コーナーでパス。しかし、直後のホームストレートでマルケロフが抜き返し4番手を死守してみせる。

 ラッセルは11周目、アルボンに交わされ6番手に後退してしまう。

 後続のバトルをよそに牧野は、ピットインを終えたドライバーと同等の1分36秒中盤で周回を重ねる。

 中盤はポジション変動なくレースは推移していった。

 20周目、ポイントリーダーのラッセルに対してランキング2番手のノリスが仕掛ける。第2シケインでノリスが5番手に躍り出る。

 続く21周目、1コーナーでラッセルがノリスに並びかけるもオーバーシュート。ポジションを取り戻すことは叶わなかった。

 23周目、ラッセルがふたたびノリスに仕掛ける。今度はオーバーテイクは成功しラッセルは5番手に浮上する。

 牧野は27周目にようやくピットイン。2番手のマルケロフに2.7秒の差をつけトップでコースに復帰した。

 スーパーソフトタイヤで残り3周を走りきった牧野がトップチェッカー。完璧なレース運びをみせFIA F2初優勝を飾ってみせた。

 2番手には牧野のチームメイトであるマルケロフがつけ、ロシアンタイムが1-2フィニッシュを果たしている。


■FIA F2第10戦イタリア レース1 リザルト
PosNoDriverTeamTime/Gap12牧野任祐ロシアンタイム49'10.19721A.マルケロフロシアンタイム1.79835A.アルボンダムス3.10648G.ラッセルART6.17856N.ラティフィダムス8.274619L.ノリスカーリン9.017718S.セッテ・カマラカーリン18.218821A.フォコチャロウズ24.853910R.ボシュングMPモータースポーツ27.131104N.デ・フリースプレマ・レーシング27.2031114L.ギオットカンポス30.393123S.ゲラエルプレマ・レーシング43.5801311M.ギュンターアーデン45.3731420L.デルトラズチャロウズ45.4921512福住仁嶺アーデン48.8391617A.ロランディトライデント52.5561715R.ニッサニーカンポス1Lap187J.エイトケンARTDNFNC9D.ボッコラッチMPモータースポーツDNFNC16A.マイニトライデントDNF