上映企画『ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント 製作50周年記念「2001年宇宙の旅」70mm版特別上映』が、10月6日から東京・京橋の国立映画アーカイブで開催される。
同イベントは、ユネスコが定めた10月27日の「世界視聴覚遺産の日」を記念して同館で毎年行なわれている特別企画として実施。今年はスタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』の製作50周年を記念して、1968年の公開当時と同様の映像、音、上映方法で上映する。
フィルムは、クリストファー・ノーランとワーナー・ブラザースの監修により、オリジナルネガからデジタル処理を介さずに新たにプリントされた70ミリフィルムを使用。音響は6チャンネルサウンドを採用し、上映前の前奏曲から休憩中の音楽、終映後の音楽まで再現される。今回用いられる70ミリフィルムは、5月に『第71回カンヌ国際映画祭』クラシック部門で上映された後、欧米各地の70ミリフィルム上映館やフィルムアーカイブを巡回中。なお現在日本国内で70ミリフィルム映画を上映できる劇場は、国立映画アーカイブのみのため、今回が最後の上映となる予定だ。
国立映画アーカイブでの上映は1日2回、6日間で全12回を予定。前売券の販売は本日9月1日12:00から開始する。上映スケジュールなどの詳細は国立映画アーカイブのオフィシャルサイトで確認しよう。