2018年F1イタリアGPの金曜、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=6番手/2=14番手、ブレンドン・ハートレーはフリー走行1=4番手/2=16番手だった。
金曜午前は雨が降り、午後には路面が乾いていくなかで、フリープラクティスが行われた。FP1でトロロッソ・ホンダの2台はまずはレインタイヤで1周走り、セッション開始から35分が経過した時点でインターミディエイトタイヤでコースイン。路面コンディションの改善とともにタイムを伸ばし、ハートレーは1分35秒024で4番手、ガスリーは1分35秒438で6番手となった。
FP2はドライコンディションのもとで行われた。序盤にザウバーのマーカス・エリクソンがメインストレートエンドでクラッシュし、セッションは赤旗中断に。セッション再開後、トロロッソ・ホンダの2台はソフトタイヤで走行を開始、ともに10ラップを走った、その後、スーパーソフトタイヤに履き替えたガスリーは1分23秒402を記録。マシンにトラブルが発生し、走行時間をロスしたハートレーは、スーパーソフトでの1分23秒531が自己ベストタイムとなった。ガスリーはスーパーソフトでロングランを行った後、セッション終盤に再びソフトタイヤに履き替えてプログラムを消化した。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日はまず第一に、あのような大きなクラッシュの後でもエリクソン選手が無事だったことにとても安心しました。現代のF1マシンの安全性の高さが改めてよく分かったのではと思います。
朝方の大雨の後に迎えた午前のセッションは、徐々にトラックがウエットからドライに変化していくコンディションで、難しいものになりました。午後は曇りながらもドライでのセッションとなり、通常の金曜日のプログラムに取りかかることができました。他車のクラッシュなどにより走行時間を失った部分はあるものの、このパワーサーキットでパワーユニットの面では大きな問題はなく比較的スムーズな一日を過ごしました。
明日も不安定な天候が予想されるので、予選に向けて今日得られたデータを分析し準備を進めます。