荻島健斗監督の映画『青のハスより』のキャストが発表された。
同作は、映画を撮るために上京する3人の男、道中で出会う女性・和田の物語と、ライブツアーを巡るThe Wisely Brothersのドキュメンタリーを並行して描く青春群像劇。主人公の荻島役を映画単独初主演となる栗原類、共に上京する松川役を大友律、三浦役を渡辺佑太朗、荻島の初恋の相手・青蓮および青蓮と瓜二つの和田の2役を清水くるみが演じる。
『青のハスより』は、11月から東京・新宿のK's cinemaほかで開催される音楽と映画のイベント『MOOSIC LAB 2018』の長編部門に出品。またThe Wisely Brothersにとって初の映画主題歌となる“柔らかな”は、11月14日に7インチアナログ盤と配信でリリースされる。
栗原類は「いい意味で男のダサさがつまりまくった作品です。かっこつけている所やセリフのやりとり。自分が言うのもなんですが、3人組が本当に可愛く見えて仕方なかったです」、清水くるみは「学生時代の仲間、淡い恋心…誰もが感じたことのある感情、懐かしい青春物語になってると思います」とそれぞれコメント。
またThe Wisely Brothersは「初めて映画に曲を作りました。荻島監督のつくるストーリーの温度が好きです」、荻島監督は「単なる青春ドラマでも音楽ドキュメンタリーでもない、カメラの前で起こる『奇跡』みたいな出来事を捉えているような気がして。この不思議な感覚を共有できる日を、映画に携わったすべての人への感謝を込めて心待ちにしています」と述べている。
■栗原類のコメント
話をいただいた時凄い不安がありました。“僕でいいのか?“と言う恐怖をずっと抱えていました。でも撮影前に大友さん、渡辺さんと顔合わせで会ってお話しもしていったらなんか一瞬“繋がった”と感じて全面的に信じることができました。いい意味で男のダサさがつまりまくった作品です。かっこつけている所やセリフのやりとり。自分が言うのもなんですが、3人組が本当に可愛く見えて仕方なかったです。
このカンパニーの皆さんと一緒に素晴らしいものが作れました。是非よろしくお願いします。
■清水くるみのコメント
一人二役と初めての経験をさせていただきました。初めて行く地域で撮影したりなど、色々なことが新鮮な現場でした。学生時代の仲間、淡い恋心…誰もが感じたことのある感情、懐かしい青春物語になってると思います。たくさんの方に観ていただけると嬉しいです!
■The Wisely Brothersのコメント
初めて映画に曲を作りました。荻島監督のつくるストーリーの温度が好きです。
誰の物語だって、他の人の目で見れば楽しめるのかもしれない。
何気ない日々の、それぞれの眼差しがいつでも光っているわけじゃないから、彼らが愛しいのかな。
■荻島健斗監督のコメント
この映画は私の実体験をフィクションとして再構築するという企画からスタートしました。しかし荻島役(なんと私自身の役)として栗原類さんを迎えられたこと、和田と青蓮という一人二役を清水くるみさんが引き受けてくれたこと、そしてThe Wisely Brothersのライブツアーに同行できたことでその様相が徐々に変化しました。単なる青春ドラマでも音楽ドキュメンタリーでもない、カメラの前で起こる「奇跡」みたいな出来事を捉えているような気がして。この不思議な感覚を共有できる日を、映画に携わったすべての人への感謝を込めて心待ちにしています。