マクラーレンのチーフオペレーティングオフィサーを務めるジョナサン・ニールは、2019年にカルロス・サインツJr.のチームメイトとなるドライバーを、9月末までに発表すると述べている。
来シーズンは別シリーズへ移ると見られる同郷のフェルナンド・アロンソの後任にはカルロス・サインツJr.が選ばれていたが、マクラーレンのふたつめのシートについては未確定のままとなっている。
今週初めにはエステバン・オコンがチームの最有力候補と見られており、ランド・ノリスとストフェル・バンドーンがそれに続くという状況にあった。
メルセデス傘下ドライバーのオコンは、予備的な話し合いとシート合わせのためにチームの本拠地を訪問したが、長身のオコンの体型にマクラーレンのMCL33を調整することができず、作業は早々に切り上げられたようだ。
水曜日には、マクラーレンがセルジオ・ペレスについても検討対象としているという報道が浮上。ペレスは先週末にフォース・インディアとの契約を延長するとのコメントを発していたため、意外な展開だと言える。
「我々はフェルナンドがF1から離れることを発表した。また、後任としてカルロス・サインツJr.が2019年初めから加入する計画も発表している」とニールはマクラーレンの投資家との電話会議で語った。
「ふたつめのシートについてどうするかは議論を行なっているところで、結果は第3四半期に発表されるだろう」
シートに関して飛び交っている噂によれば、エンジンを供給するフォース・インディアにオコンを留まらせるために、メルセデスが介入するのではないかとも言われている。
ランス・ストロールのフォース・インディア加入はほぼ確実であり、早ければシンガポールGPで移籍するとも言われている。そうなるとオコンかペレスのいずれかがチームを離脱することになるため、どちらのドライバーもマクラーレンに移籍する可能性がある。