トップへ

何歳まで生きたい?1位「80~84歳」、2位「70~74歳」 20代では「60歳未満」という回答も15%

2018年08月30日 14:21  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

ビッグローブは8月30日、年齢に関する意識調査の結果を発表した。スマホを持っている全国の10~50代の男女1500人を対象に「何歳まで生きたいか」聞いたところ、希望する寿命の平均は77.1歳だった。

これは平均寿命(男性81.1歳、女性87.3歳)を下回っており、それほど長生きしたくないと思っている人が多いことがうかがえる。

約8割の人が「老後に不安がある」と回答 不安なことの1位は老後の資金

希望の寿命として最も多かったのは、「80~84歳」の25.5%。次が「70~74歳」で13.2%だった。100歳を超えて長生きしたいという人も10.7%いた。

10代で100歳以上生きたいという人は18.7%おり、全年代で最も多かった。80歳よりも長生きしたいという人も合計で70.4%。若いうちはまだ人生に疲れておらず、長生きしたいと考える人が多いのかもしれない。

一方、20代では60歳未満でいいという人が15.3%で、80歳より長生きしたいという人は50.7%まで減少する。20代になって社会に出ると厭世的になるのだろうか。しかし80歳よりも長生きしたい人の割合は、30代で56.3%、40代52.3%、50代60.1%と20代よりも増えている。やはり年を取ると長生きしたいと思うようだ。

次に「老後に不安があるか」聞いたところ、「ある」(48.7%)と「少しある」(33.9%)を合わせて計82.6%の人が「ある」と答えている。年齢が上がるほど不安を感じる人が増える傾向にあり、50代では90%に達している。50代にもなれば定年退職や老後の生活が目前に迫ってくる。不安に感じるのも無理はないだろう。

「老後に関して不安に思うこと」を複数回答で聞くと、「老後の資金」が76.9%で最も多かった。2番目は「年金制度」(68.8%)、3番目は「病気・怪我」(61.9%)だった。

仕事をリタイアしたい年齢、平均は62歳 100歳まで働きたいという人も

さらに、10~50代の働く男女886人に「仕事をリタイアしたい年齢」について質問した。最も多かったのは「60~64歳」の29%で、平均は62歳だった。

10代では42.9%が60~64歳でリタイアしたいと答えている。しかし年代があがるにつれて、希望するリタイアの年齢も上がる傾向にある。40代では「65~69歳」が27.4%で最も多く、50代でも65~69歳が34.0%。老後の資金への不安もあると思われるが、体力的にもまだ働けそう、と感じている中高年が多いのだろうか。

40~50代の人の中には「80~84歳」まで働きたいという人も数%おり、100歳まで働きたいという回答も。こうした人は仕事がライフワークになっており、死ぬまで働きたいということなのかもしれない。

一方、20代では50歳未満と回答した人が18.5%。かなり早い段階で仕事をリタイアしたがっていることがわかった。大学卒業後に働き始めた人の中には、仕事が嫌になり、早くリタイアしたいと思っている人がいるのかもしれない。