デザイナー 倉俣史朗の作品を紹介する企画展が駒込で開催

デザイナー 倉俣史朗の作品を紹介する企画展「倉俣史朗小展示」が、駒込のギャラリー ときの忘れもので開催される。会期は10月9日から27日まで。

　倉俣史朗は桑沢デザイン研究所リビングデザイン科を卒業後、空間デザインや家具デザインの分野で活躍。最新の科学技術に可能性を見出し、アクリルやグラス、アルミニウムなどを用いた透明で浮遊感のある作品を多数生み出した。1990年にはフランス文化省芸術文化勲章を受勲。没後も作品の独創性から多くの人々に影響を与えている。
　今回の展示では、幻想的なアクリルブロックの「フラワーベース」や「ガラスの椅子」のミニチュア作品、つくば第一ホテルで使用された家具などの立体作品、代表作「ミス・ブランチ」の素材に使用された薔薇を封印したアクリルオブジェ（没後制作）などを紹介。壁面には倉俣がデザインを手掛けた1972年の「三木富雄展」のポスターや、国内外で開催された回顧展のポスターのほか、倉俣と同時期に活動していた磯崎新や安藤忠雄の作品が展示される。
■倉俣史朗小展示会期：2018年10月9日（火）～10月27日（土）11:00～18:00※日・月・祝日休廊会場：ときの忘れもの住所：東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS電話番号：03-6902-9530