2018 D1グランプリ第7戦エビス 大会レポート 2018年8月27日
株式会社D1グランプリ広報事務局
ドリフト競技の最高峰D1 GRAND PRIX 2018シリーズ2018 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.7
横井昌志(D-MAX)が、今季追走3勝目!川畑真人(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)が、単走で6連勝を果たし、早くも単走シリーズチャンピオンが確定!
2018年グランツーリスモD1グランプリシリーズの第7戦が「2018 EBISU DRIFT」として、8月26日(日)にエビスサーキット(福島県二本松市沢松倉1番地)で開催されました。追走は、横井昌志(D-MAX)が今季3勝目となる優勝を果たしました。単走では、川畑真人(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)が今季6連続優勝を飾り、最終戦を待たず単走シリーズチャンピオンの座を確定させました。
25日(土)におこなわれた単走予選は、内海彰乃(DIXCEL TOYO TIRES)が99.67点で1位通過を果たしました。そして、Charles Ng(TEAM JULIUS TOYO TIRES)が98.481点で2位通過。高橋和己(TMS RACING TEAM)が98.29点を獲得して3位通過する結果となりました。
26日(日)、うす曇りの天候のなかで単走決勝がおこなわれ、川畑真人(TOYO TIRES GLION TRUST RACING)が100.37点を獲得し、第2戦から6戦連続となる単走優勝を果たしました。2位には、100.21点を出した松井有紀夫(Team RE雨宮 K&N)が続き、3位は99.84点を出した横井昌志(D-MAX)となりました。この結果、最終戦を待たずに川畑の単走シリーズチャンピオンが決定しました。
その後におこなわれた追走トーナメントの決勝戦は、曇天のドライコンデションではじまりました。
前日の25日、自身初の優勝を果たした小橋正典(YUKE'S Team ORANGE)は、ベスト16で藤野秀之(Team TOYO TIRES DRIFT WISTERIA)との対戦となり、サドンデスにもつれ込む接戦を演じましたが、藤野の速さについていくことができず敗退してしまいます。
そして、ベスト8での川畑と田中省己(SEIMI STYLE DRIFT TOYO TIRES)の戦いは、川畑の素晴らしく速い走りに対しても田中は詰め寄る走りで観客を魅了。サドンデスにもつれ込みましたが、その1本目に後追いの田中は、川畑の側面に大きく正面からヒットしてしまい戦いを終えてしまいます。勝ち上がった川畑は、セミファイナルで藤野と対戦。ものすごいスピードで藤野を引き離しにかかりますが、最終コーナーでのコースアウトなどの減点が重なり敗退。また、混戦を勝ち上がってきた松井と横井のセミファイナルは、2本目で先行横井が松井を後半のセクションで振り切りファイナルに駒を進めます。
ファイナルは、開始直前に雨が降りはじめ、ウエット路面のなか藤野と横井の戦いがおこなわれました。藤野が先行の1本目、後追いの横井は、ぴったりと藤野について第1セクターに飛び込んでいきますが、濡れたゼブラゾーンに脚をすくわれ第3セクターでスピン! 前後を入れ替えた2本目、後追いの藤野は無難に走りきって「優勝まちがいなし!」と思われていましたが、ここで審議発生。なんと後追い藤野のに“ビート落ち(タイヤがホイールのリムからはずれる)”が認められたため、横井の優勝が決まりました。なお、3位決定戦では、松井が川畑を引き離す走りを決めて勝利。松井が3位を獲得しました。
今大会の結果により、第7戦終了時点でのシリーズランキングは、横井が144ポイントで首位に立ち、川畑が21ポイント差となる123ポイントでランキング2位となりました。シリーズチャンピオンの行方は、とうとうこのふたりに絞られたかたちとなりましたので、最終戦にもご注目いただきたいと思います。
次戦2018年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第8戦は『TOKYO DRIFT』として、11月3日(土)に、お台場特設会場(東京都)にて開催されます。