ABBフォーミュラE選手権は8月28日、2018年12月に開幕する第5シーズンにエントリーする11チームを発表した。
電動フォーミュラカーで争われているフォーミュラEは、2018/19年シーズンにあたる第5シーズンからマシンを一新するほか、レースフォーマットにも改定が行われ、大変革を遂げる。
マシンについては第2世代共通シャシー“Gen2”が投入され、パワーとバッテリー容量が改善。レース中のマシン乗り換えが不要になる。大型のリヤウイングなど攻撃的なマシンスタイリングも特徴だ。
レースフォーマットについては、これまで周回数制だった決勝レースが、45分+1周の時間制に変更されること、これまでファステストラップを記録したドライバーに与えられてきたボーナスポイントが、レース中もっとも“省エネ”走行だったドライバーに与えられるようになることなどが変更点だ。
そんな2018/19年のフォーミュラEにはシリーズで初めて10チームを超える11チームがエントリー。計22台のマシンがグリッド上に並ぶことになった。
自動車メーカー系のワークスチームとしてはシリーズ初年度から参戦していたルノーが活動を終了。新たに日産自動車が『ニッサン・e.ダムス』として参戦する。
またBMWもアンドレッティ・オートスポートとタッグを組んで『BMW I アンドレッティ・モータースポート』としてエントリーしているほか、メルセデスのモータースポーツ活動を担うHWAも新規に参戦する。
これら11チームは10月16~19日にスペイン・バレンシアで行われるプレシーズンテストで顔を揃えた後、12月15日にサウジアラビアで行われる開幕戦に挑む。
■2018/19 FIAフォーミュラE選手権 チームエントリーリスト(8月28日時点)
・アウディスポーツ・アプト・シェフラー・フォーミュラEチーム
・BMW I アンドレッティ・モータースポート
・ドラゴン
・DSテチーター
・ヴァージン・レーシング
・HWA
・マヒンドラ・レーシング
・NIOフォーミュラEチーム
・ニッサン・e.ダムス
・パナソニック・ジャガー・レーシング
・ベンチュリ・フォーミュラEチーム