マクラーレンF1チームが、2018年第14戦イタリアGPで、リザーブドライバーのランド・ノリスを再びFP1で走らせることを正式に発表した。今回はストフェル・バンドーンのマシンに乗せるということだ。
ノリスはベルギーGPにおいて初めてF1フリープラクティスに出走、フェルナンド・アロンソのマシンを走らせた。今回はバンドーンと交代する形でMCL33に乗る。
「今回もランドを金曜FP1でMCL33に乗せて経験を積ませる」とスポーティングディレクターのジル・ド・フェランは語った。
「彼にとって進歩を続けていくためのチャンスで、今回はストフェルのマシンに乗り、ベルギーでチームのために行った作業をさらに進めていく」
■2019年のマクラーレンに多数の候補。「自分の力を示すだけ」とノリス
マクラーレンは2019年にアロンソがF1活動を行わず、後任としてカルロス・サインツJr.を起用することを発表済みだが、2台目のマシンに誰が乗るのかは明らかになっていない。候補としてはバンドーン、ノリスに加え、フォース・インディアのシートを失う見込みであるといわれるエステバン・オコンが挙げられている。また、セルジオ・ペレスはすでに新生フォース・インディアとの2019年契約を済ませたとも伝えられているが、Sky Sportsはペレスもマクラーレンと交渉を行っているとの説を唱えている。
マクラーレン、あるいは他チームでのF1デビューを狙うノリスにとって、最新F1カーを走らせるチャンスは非常に貴重なものとなる。
「また違うパッケージに乗り、マシンに慣れ、いろいろなことを学ぶいい機会だ」とノリスが語ったとCrash.netが伝えた。
「ストフェルのマシンに乗るから、フェルナンドを相手に自分自身を向上させるチャンスになる。いろいろな点で彼と比較できるという意味でいいことだと思う」
2019年にF1に昇格するチャンスについて聞かれたノリスは、まだ何も確実なことはないと答えた。
「来年について僕からは何とも言えないね。まだイエスかノーで答えられるような状況ではないから」とノリス。
「僕は自分の力を示すためのチャンスをもらった。だからできるだけいい仕事をしたい。一貫した走りをし、優れたフィードバックを行い、速さを示し、同時にミスをしないよう心がける」
「ひとつのチャンスであることは間違いない」